日野、エンジン不正に関する再発防止策の進捗状況を国土交通省に報告

日野自動車 本社
日野自動車 本社全 4 枚

日野自動車は、エンジン認証不正に関する2022年12月末までの再発防止策の四半期進捗報告書を、国土交通省に提出した(1月13日)。

同社は昨年10月、エンジン認証不正問題を重く受け止め、再発防止策を「型式指定に係る違反の是正命令に対する再発防止報告書」としてとりまとめ、国土交通省へ提出した。今回、報告書で示した再生に向けた「3つの改革」を含む抜本的な再発防止策の2022年12月末時点の進捗状況について、進捗四半期報告書を含む書類を国土交通省へ提出した。

進捗四半期報告書では、国土交通省からの是正命令と特別調査委員会での指摘のあった真因や提言を踏まえた日野の再生に向けた「3つの改革」について、全社的な推進体制を構築し、「HINO ウェイ」の浸透をベースに、それぞれの改革についての取り組み計画策定、具体的施策への取り組みに着手したとしている。「3つの改革」の強力な推進のため、経営・組織体制を抜本的に見直し、今年2月以降、新しい執行体制に変更するとしている。

今後については2月以降の新経営・組織体制の発足に向けた準備をするとともに、新体制での改革の軸を担うCTrO(チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー)および変革断行室を中心に、経営陣含め全社一丸となって強力、効果的に「3つの改革」を推進するとしている。

特に風土変革については、長年にわたって培われてきたマインドセットをリセットするのは容易ではなく、企業の「O/S(オペレーションシステム)の刷新」と再定義の上、不退転の決意で各種施策に取り組むとしている。

再発防止策の進捗状況については、引き続き外部法律事務所の確認・検証を受け、「コンプライアンス委員会」での審議と取締役会への報告の上で、次回は3月末時点での進捗を、4月に国土交通省へ報告し、公表する予定。

《レスポンス編集部》

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