写真で比較!フロントマスクだけじゃない、日産『GT-R』2024年モデルと2022年モデルの違い

日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル
日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル全 30 枚

「東京オートサロン2023」で発表された、2024年モデルの日産GT-R』。2007年に登場したR35型は年次改良によって走りとデザインの熟成を重ね、「GT-Rの集大成」とも呼ぶべき最新モデルが今回新たに登場した。

2024年モデルのテーマとなった変更点は、空力性能の向上による乗り心地の向上にあるという。それによってエクステリアのデザインは先代モデルからどのように生まれ変わったのか。今回はハイパフォーマンスモデル『GT-R NISMO スペシャルエディション』を同2022年モデルと比較してみよう。

◆大きく変わったフロントマスク

日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル

2024年モデル最大の変更点は、通常モデルも含めフロントマスクの形状変更にあるだろう。日産お馴染みのVモーショングリルが廃止され、「R34」を彷彿とさせるような上下二分割タイプのデザイン(従来も形状としては二分割だが)に変更された。またバンパー下部両サイドのデイライトもハニカム形状へと変わっている。

10年以上も続くR35型GT-Rの歴史の中においても、極めて大幅なモデルチェンジと言える今回のフロントマスクのデザイン変更。皆様の印象はいかがだろうか。

◆リア周りは空力関係を総入れ替え

日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル

空力関係のアップデートが行われているということもあり、リア周りもフロント同様に多数の変更が見受けられる2024年モデル。ウイングとディフューザー、両サイド張り出し部などの形状変更はもちろん、巨大なウイングは取り付け位置もかなり異なっている。NISMOならではのカーボンパーツは、その面積が増えたことでより迫力のあるダイナミックなデザインという印象を受ける。細かい部分では、「NISMO」エンブレムの位置が、テールランプ横から中央のナンバープレート上部に移動している。

ボディサイズは2022年モデルと同様となっている。両モデルの走りの違いはいかなるものか、試乗が今から待ちきれない。

日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル日産 GT-R NISMO スペシャルエディションの2024年モデル(上)と2022年モデル

◆最新のRECARO製バケットシートに要注目

日産 GT-R NISMO スペシャルエディション 2024年モデル日産 GT-R NISMO スペシャルエディション 2024年モデル

インテリアにおける2024年モデル最大の変更ポイントは、刷新されたRECARO製のカーボンバックバケットシートにある。軽量かつデザイン性・ホールド性抜群の最新型バケットシートが、最高級のドライビングを支えること間違いなしだ。

純内燃機関のスーパースポーツが希少となっていくこの時代に、色あせない価値を生み出し続けてくれる日産GT-R。是非とも歴代モデルならではの良さを知り、最新のデザインと走りを堪能しよう。

日産 GT-R NISMO スペシャルエディション 2024年モデル日産 GT-R NISMO スペシャルエディション 2024年モデル

《最上 佳樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  3. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る