インド市場、日本を抜いて初の世界3位…2022年の新車販売472万台[新聞ウォッチ]

スズキ・ジムニー5ドア(インド仕様、デリーモーターショー2023)
スズキ・ジムニー5ドア(インド仕様、デリーモーターショー2023)全 4 枚

世界最大の中国と並んで約14億人の人口をかかえるインドが、新車販売台数でも日本を抜いて、初めて中国、米国に次ぐ世界3位の市場に躍り出たそうだ。

インド自動車工業会の発表によると, 2022年の国内新車販売台数が前年比25.7%増の472万5472台となり、45年ぶりの低水準だった日本(約420万台)を50万台以上も上回り、年間ベースで初の世界3位。きょうの日経や毎日も共同配信の記事を大きく取り上げている。

それによると、インドの昨年の新車販売のうち、乗用車は23.0%増の379万2356台、商用車は37.8%増の93万3116台。ロックタウンなど続いた新型コロナウイルスの感染拡大の影響が終息しつつあり、取得の増加で富裕層を中心に個人消費が大きく回復したのが追い風となっているようだ。

乗用車のブランド別では、最大手のスズキ子会社マルチ・スズキが157万台強で新車販売の約4割のシェアを占めたほか、2位の韓国・現代自動車は約55万台。日系メーカーではトヨタ自動車が約16万台、ホンダが約9万5000台、日産自動車が約3万5000台で、インド事業40周年を迎えたスズキが、圧倒的な存在感を保っている。

ただ、日経は「5割を超えていたかつてほどの勢いはない」として「マルチ・スズキのシェア低下の要因は、SUV(多目的スポーツ車)市場での苦戦だ」と指摘。さらに「首位の地位を盤石にするには、SUV市場の開拓が急務となっている」とも伝えている。

2023年1月17日付

●ネット記事に信頼性付与、新聞など11法人、OP技術開発へ組合(読売・1面)

●春闘前に「インフレ手当」三菱自など、人材確保へ環境整備(読売・7面)

トヨタ生産1000万台超見込み(読売・7面)

●昨年の企業物価9.7%上昇、輸入価格高騰響き過去最大(日経・1面)

印、新車販売世界3位、22年472万台、日本抜く(毎日・7面)

●阪神大震災きょう28年(産経・1面)

トヨタ車体史上初10連覇「ダカール」市販車部門(東京・9面)

●日産、社外取に状況説明、出資比率下げ巡りルノーが譲歩案も(日経・3面)

●コロナ国内初確認から3年、経済活動、正常化進む(日経・3面)

●自賠責保険の賦課金決定、マイカー年125円、被害者支援で国交省(日経・5面)

●自動車株「弱気」25%、OUICK調査14年ぶり高水準(日経・19面)

●電動自転車、不正広告疑い、国内基準外なのに「適合」表示、全国初、京都の業者を書類送検(日経・38面)

《福田俊之》

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