AI自動運転機能搭載のレクサス RX450h、チューリングが市販1号車を発売

THE 1st TURING CAR
THE 1st TURING CAR全 4 枚

TURING(チューリング)は1月20日、自社開発のAI自動運転システムを搭載した『THE 1st TURING CAR』を1台限定で発売すると発表した。

[写真:チューリングのAI自動運転機能(イメージ)]

チューリングは、将棋ソフト「Ponanza」の開発者としても知られるプログラマーの山本一成氏と、GMで自動運転ソフトウェアの設計・開発を担当したエンジニア 青木俊介氏が2021年に設立したスタートアップ企業。「テスラを超える自動車メーカーを作る」を目標にAI自動運転システムの開発に取り組んでいる。

従来の自動運転/運転支援技術は、多種多様なセンサーや周辺領域の高精度3次元データなどを用いて動きを制御するというアプローチをとることがほとんどだった。一方、チューリングのAI自動運転機能は特殊なセンサー等を用いず、フロントガラスに取り付けたカメラで読み込んだ画像データから、白線や前走車をAIが検知/判断し車両を操作する。今回発売するTHE 1st TURING CARはレクサス『RX450h』をベース車両として、チューリングが自社開発したAI自動運転システムと、オリジナルエンブレムが搭載。チューリングとして初めてエンドユーザー向けに販売する製品となる。なお、今回のAI自動運転機能はドライバーが主体であり、システムは運転を支援する役割にとどまる。

チューリングは自動運転システムをつくる会社ではなく、車両開発まで含めた「完成車メーカー」になることを目指している。今回のTHE 1st TURING CARはその第一歩となる製品。同社では自社での車両生産体制を構築し、2025年に100台、2030年には1万台の生産と販売を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  5. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る