アストンマーティン最強の770馬力、『DBS』に最終章…最高速は340km/h

5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンを強化

最終モデルに相応しい内外装

専用チューニングの足回り

アストンマーティン DBS 770 Ultimate
アストンマーティン DBS 770 Ultimate全 10 枚

アストンマーティン(Aston Martin)は1月18日、2ドアスポーツカー『DBS』の最終モデル「DBS 770 Ultimate」を欧州で発表した。クーペ300台、オープンの「ヴォランテ」199台の合計499台が限定生産されるが、すでに完売している。

写真:アストンマーティン DBS 770 Ultimate

◆5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンを強化

DBS 770 Ultimateでは、5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニング。ターボのブースト圧を7%引き上げるなどの変更を受けた。パワーカーブとトルクカーブを細かくチューニングすることにより、レスポンスや加速を高めた。V12のサウンドトラックとの融合により、ドライバーに圧倒的なパフォーマンスを感じさせることができる、と自負する。

これらのチューニングの結果、最大出力は770ps/6500rpm、最大トルクは91.8kgm/1800~5000rpmを獲得する。最大出力は『DBSスーパーレジェーラ』の725psから、45ps引き上げられた。アストンマーティンの市販車としては、これまでで最もパワフルという。

トランスミッションはZF製の8速AT。リアの機械式LSDを通じて、パワーは後輪に伝達される。さらに、8速ATは専用チューニングされ、シフトチェンジの時間を短縮した。DBS 770 Ultimateでは、最高速が340km/hに到達する。

アストンマーティン DBS 770 Ultimateアストンマーティン DBS 770 Ultimate

◆最終モデルに相応しい内外装

DBS 770 Ultimateでは、エンジンの冷却と空力バランスを向上させるために、フロントスプリッター、ホースシューベント、リアディフューザーなどを新設計した。サスペンション、ステアリング、トランスミッション、アンダーボディ構造の改良により、フィーリングやレスポンス、俊敏性も高められている。ブレーキは、「カーボン・セラミック・ブレーキ(CCB)」が標準だ。ディスクのサイズは、フロントが410×38mm、リアが360×32mmとした。

カーボン製のウィンドスクリーンサラウンド、ドアミラーカバー、フェンダールーバーを標準装備した。新たに設計されたカーボンファイバー製シルエレメントは、ボディサイドを後方に向かって視覚的に低く見せ、バランスの取れたフォルムを強調している。

インテリアは、フルセミアニリンレザーにアルカンターラを組み合わせた「スポーツプラス」シートを標準装備した。オプションでパフォーマンスシートが選べる。専用のトリムも採用された。カーボンファイバー製パドルシフトも標準装備される。アストンマーティンのウィングエンブレム、DBS 770 Ultimateのロゴ、限定車であることを示すシリアルナンバープレートも、あしらわれている。

アストンマーティン DBS 770 Ultimateアストンマーティン DBS 770 Ultimate

◆専用チューニングの足回り

ステアリングのレスポンスを向上させ、フィードバックのレベルを引き上げるために、新開発のソリッドマウントステアリングコラムを採用した。ドライバーが路面とのコンタクトを、いっそう楽しむことができるようにするのが狙いで、フロントタイヤの状態をドライバーに伝えることにより、自信を持ってタイヤのグリップを判断できるようにしているという。

フロントエンドの横方向の剛性は 25%引き上げられた。この剛性アップは、強化されたフロントクロスメンバーと、より厚いリアアンダートレイによって実現されている。全体的なボディのねじり剛性も 3%向上しており、バランスの取れたドライビングダイナミクスを実現しているという。

「アダプティブ・ダンピング・システム (ADS)」は強化された。独自のダンパーキャリブレーションと、ソフトウェアチューンによって、乗り心地を損なうことなくコントロール性を高めた、としている。

《森脇稔》

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