セダン廃止に現実味、どうなる次期型アウディ『A4』?

アウディ A4アバント 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)
アウディ A4アバント 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)全 23 枚

アウディは現在、欧州Dセグメントの人気モデル『A4』ファミリー次期型を開発中だが、スクープサイト「Spyder7」が衝撃の新情報をつかんだ。

初代A4は1994年に誕生、以降2015年から発売されている現行モデルまで、セダン/ワゴンという伝統のボディスタイルを提供してきた。しかし、第5世代ではセダンが廃止される可能性があるという。これまでもその噂は聞かれたが、かなり現実味を帯びてきた。

情報と共にスクープしたのはベースモデルのA4、そしてやはりセダンではなくワゴンの「アバント」だ。同じVWグループで近しい関係にあるのが『パサート』だが、こちらはすでにセダンを廃止しワゴンの「ヴァリアント」のみとなることが確定している。

◆「A4アバント」の次期型プロトタイプ

アウディ A4アバント 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)アウディ A4アバント 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)

凍てつくスウェーデン北部で捉えた最新のプロトタイプ車両は、カモフラージュはあるものの明らかなダミーパネルやかさばるカバーはなく、ヘッドライトやテールライトはプロダクションモデルと思われる。

フロントエンドからは、内部に金属スリットの入ったシャープなヘッドライトが確認できる。ワイドなグリル、よりコンパクトになった垂直エアカーテンと、対照的に拡大した中央エアインテークがシームレスにつながっている。

ボディサイドからは、シャープなショルダーラインとフラッシュマウントされたドアハンドル、上向きに広がるベルトライン、傾斜が強まったリアウィンドウが確認できる。以前のプロトタイプでは、巨大なパノラマガラスルーフが装備されている可能性があることを示唆していた。

アウディ A4アバント 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)アウディ A4アバント 次期型 プロトタイプ(スクープ写真)

リアエンドでは、コンパクトなリフレクター、より上品なバンパーが目に入る。注目はLEDテールライトだ。ドライバーがブレーキを踏み方向指示器を押すと、テールライトのデザインが一瞬で変化した。薄いレンズには、ベースに赤とオレンジの水平LEDストリップが組み込まれており、上部に平行四辺形の要素がある。アウディは先進的なLED照明技術にかねてより注力しており、ひとつの完成形が見られることになりそうだ。

また、カモフラージュされているが、左右のテールライトは、LEDライトバーで接続されていると見られる。

キャビン内では、独立したデジタルインストルメントクラスターとフローティングインフォテインメントシステムを装備。また、新しいステアリングホイール、スリムなエアベント、『Q4 e-tron』のようなシンプルなシフターを備える先進的なセンターコンソールも期待できるだろう。

パワートレインのラインアップ情報は依然としてトップシークレット状態だが、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド(PHEV)のオプションが混在することが予想されている。PHEVは最強モデルの『RS4アバント』にも設定される見込みだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る