三菱商事エネルギー、ガソリンスタンドをEV向け事業の拠点に、ヒョンデとテスト運用開始

テスト1号店となる東光グループが運営するカフェ&ダイニング「STAND(スタンド)」
テスト1号店となる東光グループが運営するカフェ&ダイニング「STAND(スタンド)」全 1 枚

三菱商事エネルギーは、関連会社のカーフロンティアが手がけるガソリンスタンド(SS)約5000店のネットワークで、電気自動車(EV)の展示、試乗、購入サポート、納車、洗車・コーティング、充電などのサービス提供拠点として活用することを検討する。

第1弾としてヒョンデ・モビリティ・ジャパンと業務提携し、熊本県熊本市にある特約店の東光グループが運営するカフェ&ダイニング「STAND(スタンド)」内でテスト運用を開始する。

同カフェは既存のSSを業態転換した店舗で、出入り口が広く、車両を展示するスペースを確保できるなどの理由からテスト運用店として選定した。

テスト運用する1号店ではヒョンデのカーシェアリングサービスを活用して試乗サービスを提供する。今後は展示、試乗、購入サポート、充電、洗車・コーティングなどのサービスを提供する拠点として活用する。

EVの普及が見込まれる中、SSではEV向けのサービス拠点としての新たな価値提供が必要になる。ただ、車両の販売手法がネット通販にシフトすることも予測され、購入やアフターサービスのサポート需要が高まることが予想される。そこで車両が出入りしやすく、既存顧客ネットワークというSSの強みと、洗車やタイヤ交換などの待ち時間を利用し、EVを身近に体験できる場を提供して、EV関連ビジネスの可能性を探る。

三菱商事エネルギーでは、今回のテスト運用結果を踏まえ、全国に拡大することを検討する。SSの強みを活かした充電、洗車、タイヤ交換、予防整備など、ガソリン車や軽油車だけでなく、EVを含めたあらゆるクルマが集まるサービス拠点として、SSがその中心となる世界を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

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