送迎用バスの乗員置き去り防止装置、クラリオンが発売…システム拡張にも対応

送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置「AZ-326C / AZ-426C」
送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置「AZ-326C / AZ-426C」全 1 枚

クラリオンセールスアンドマーケティング(CSM)は2月15日、送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置「AZ-326C/AZ-426C」の販売を開始した。

新製品は、国土交通省が2022年12月に策定した「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」に適合し、内閣府より適合製品として認定を受けている。

AZ-326C/AZ-426Cは、運転手がバスのエンジンを切ると、運転席または乗降口に取り付けられたスピーカーから車内の確認を促すアナウンスが流れ始める。運転手は車内後方へ移動しながらバス内に乗員が取り残されていなことを確認。最後方天井付近に取り付けた確認完了スイッチを押すことでアナウンスが停止する。なお、5分以内に確認完了スイッチを押さなかった場合は、車の標準ホーンまたは別売りホーンが自動で鳴り、車外向けの警報を発する。

また、CSMの既存製品と連携することで、ガイドライン以上の置き去り防止支援機能へのシステム拡張を図ることができる。ドライバーが確認完了スイッチを5分間押さなかった場合、通信型ドラレコに信号が流れ、指定のPC宛てに最大10件の緊急メールを自動送信。PCがOFFになっていたり、所有者が不在の場合、またメールに気づかない場合、信号灯が光や音、または音声で周囲に緊急事態を知らせる。さらに、信号灯の緊急通報にも気づかない場合、最大8人まで緊急メールを送信するなど、より高度な置き去り検知を可能とする。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る