JR西日本のN700系に再びトラブル…空気バネの圧力バランスに異常 2月16日発生

自動高さ調整装置に異常を来たしたN700系。
自動高さ調整装置に異常を来たしたN700系。全 2 枚

JR西日本は2月17日、同社所有のN700系が東海道新幹線で車両不具合を起こした件について、その概要を明らかにした。

【画像全2枚】

これは2月16日15時2分頃に小田原~新横浜間で発生したもので、博多10時39分発『のぞみ22号』が267km/hで走行中に、運転台モニターが1両に4つある空気バネの圧力バランスに異常があることを示したため停車した。

JR西日本のN700系では、2017年12月に博多発東京行き『のぞみ34号』で台車亀裂のトラブルが発生しているが、この時にもバランス異常が発生したことから、それを検知する装置が搭載されていたが、運転士が直後に床下を確認したところ、亀裂がないことを確認したため、小田原まで移動。乗客をすべて降ろした上で、車両を東京仕業検査車両所へ回送し調査した結果、8号車の自動高さ調整装置に不具合を確認したという。

この装置は、乗り心地をよくするため、走行中の車体重量の変化に応じて自動的に空気バネへ給排気することで車体の高さを一定に保つもので、不具合が確認された装置はすでに取り外され、詳細が調査されているが、JR西日本では緊急対策としてN700系を対象に装置の機能確認を速やかに行なうとしている。

自動高さ調整装置の概要。自動高さ調整装置の概要。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る