680馬力のEVロードスター、初年生産分が完売…独ヴィーズマンが2024年発売予定

ヴィーズマンの「プロジェクト・サンダーボール」
ヴィーズマンの「プロジェクト・サンダーボール」全 4 枚

ドイツのヴィーズマン(Wiesmann)社は2月13日、2024年に発売予定の新型EVロードスターの初年生産分が予約で完売した、と発表した。「世界初のEVコンバーチブルロードスター」を標榜している。

ヴィーズマンは1988年、ドイツのデュレムに設立された。マーチンとフリードヘルムのヴィーズマン兄弟が、BMW製エンジンを積み、量産車とは一線を画すスポーツカーをハンドメイドで生産してきた。しかし2013年8月、ヴィーズマンは資金繰りの悪化により、ドイツ・ミュンスターの裁判所に破産を申請した。その後、2018年に新たなオーナーの元で経営を建て直し、ヴィーズマンが復活を果たした。

ヴィーズマンの新型EVロードスターは、現時点で車名が公表されておらず、「プロジェクト・サンダーボール」と呼ばれている。リアに搭載されるツインモーターは、最大出力680hp、最大トルク112.2kgmを発生。強力なモーターによって後輪を駆動し、0~100km/h加速2.9秒の性能を可能にしている。また、蓄電容量92kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電での航続は最大500kmになる予定だ。

なお、ベース価格は30万ユーロ(約4300万円)。2022年11月に欧州での予約を開始し、今回、初年生産分が完売している。

《森脇稔》

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