セクハラ一発でレッドカード、降格…パナソニックコネクトが厳罰化[新聞ウォッチ]

新聞ウォッチ
新聞ウォッチ全 3 枚

職場などで性的な嫌がらせをすることを「セクハラ」と呼んでいるが、その行為については、どこまでを指すのかがいまひとつ曖昧なため、泣き寝入りするケースも少なくない。

ロマンスカーカフェ(東京・新宿駅)ロマンスカーカフェ(東京・新宿駅)

そんなセクハラについて、パナソニックホールディングス傘下でIT事業を手がけるパナソニックコネクトが、1回でもセクハラがあった場合にレッドカードとなり、即「降格」を前提とする厳しい罰則を導入したという。

パナソニックコネクトの樋口泰行社長が共同通信のインタビュー取材で明らかにしたそうで、きょうの毎日が、総合・社会面で「セクハラ1回で降格」とのタイトルで大きく報じている。

販売好調、エアバスA220シリーズ Photo by Paul Dovie / Tad Denson - Airwind.com販売好調、エアバスA220シリーズ Photo by Paul Dovie / Tad Denson - Airwind.com

記事によると、同社では、社員の固定席を廃止する「フリーアドレス」や社長室の撤廃など社内風土の改革を進めており、ハラスメントにも厳しく対処。社内のガイドラインを変更して厳罰化するとともに、独立したコンプライアンス委員会が対応するという。

パナソニック出身の樋口社長は、外資系の日本マイクロソフトの会長職も務めた経験もあり、働きやすい職場環境を構築するには、セクハラ防止など「風通しを良くしなければ競争に負ける」と強調。日本企業で最も厳しいレベルを目指したという。

また、専門家は「長期間や複数回のセクハラで降格することはあっても、1回で即降格は珍しい。大企業が先陣を切ることで社会的にも抑止力になる」とも伝えている。

2023年2月21日付

●春闘大手一部、非正規賃上げの兆し、中小への波及課題(読売・2面)

●テスラがリコール、36万台運転支援に不具合(朝日・7面)

●千客万来、エアバス小型機好調、北米から受注相次ぐ(毎日・7面)

●セクハラ1回で降格、パナ傘下企業が導入(毎日・20面)

●ロマンスカーカフェ閉店、小田急線新宿駅、25日、鉄道ファンの憩いの場(産経・21面)

●トヨタ、米でEV生産検討、26年めど、欧州3か国でも(東京・7面)

●KYB、車部品生産国内回帰、日本、際立つ低賃金(日経・15面)

●KDDI労組ベア5%要求、物価上昇に対応(日経・15面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  2. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  3. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  4. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  5. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  6. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  7. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  8. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  9. 【メルセデスベンツ Eクラス 新型試乗】SUV全盛の今に、果たしてどのような人が選ぶのだろう?…河村康彦
  10. ボルボカーズ、ディーゼル車の生産を終了…2030年にEVメーカーへ
ランキングをもっと見る