東京都初の大型EV路線バス、西東京バスが3月上旬より運行開始

大型EV路線バス外観
大型EV路線バス外観全 6 枚

京王グループの西東京バスは、大型EV路線バス(電気バス)3両導入し、3月上旬より運行すると発表した。東京都内における乗合路線バスでは初のEV導入となる。

今回導入するのは、BYD製の大型EVバス『K8』。全長10.5×全幅2.5×全高3.36メートルで、乗車定員は最大81人。3~3.5時間の急速充電で220km(フル充電時、エアコン未使用の場合)走行できる。西東京バスでは、五日市営業所に2両、五日市営業所青梅支所に1両導入し、あきる野市、檜原村、日の出町、青梅市、八王子市、福生市、羽村市、昭島市等を運行する。

EV路線バスは、走行時に二酸化炭素等の排気ガスを排出しないゼロエミッションビークル。同社ではEV路線バスの導入を契機として、営業エリアの一部の環境保全に貢献し、サスティナブル(持続可能的)な経営をさらに推進していく。

また、EV路線バスはバス自体が大型の電源施設と見ることもでき、災害時などに電気を供給する機能も有していることから、乗客を運ぶ以外の有効な利用策が見込まれる。東京電力と連携し、同社のバス営業所へEV各設備を導入し、地域の防災/BCP拠点として活用することも検討していく。加えてEV路線バスを再生可能エネルギーで充電することで、さらなるカーボンニュートラル化を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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