スズキ Vストローム1050、一部仕様変更…オフロード志向の新モデルも設定

スズキ Vストローム1050DE(チャンピオンイエローNo.2/マットソードシルバーメタリック)
スズキ Vストローム1050DE(チャンピオンイエローNo.2/マットソードシルバーメタリック)全 10 枚

スズキは、大型アドベンチャーツアラー『Vストローム1050』を一部仕様変更するとともに、新たに『Vストローム1050DE』を設定して、2月28日より発売する。

今回の一部仕様変更では、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ/ダウンが可能な双方向クイックシフトシステムを採用。シフトアップ時、自動的に出力をカットし、トランスミッションギヤドッグに噛合っている駆動トルクの負荷を瞬間的に抜く。アクセル全開でもスピーディなシフトアップが可能となり、ほぼ連続的な加速を得ることができる。シフトダウン時はスロットルやクラッチ操作をすることなく、自動的にスロットルバルブを開く。エンジン回転数を僅かに上げ、ギヤドック負荷を瞬間的に抜くことでスピーディかつスムーズなシフトダウンを行うことができる。

また、電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)の機能を充実させた。路面の変化やライダーの好みに合わせてパフォーマンス特性を最適化。ライディングに集中できるようS.I.R.S.がアシストすることで、ライダーの疲れを軽減し、走る楽しさをさらに感じることができる。

さらに、S.I.R.Sの設定状況を含む様々な情報を表示する5インチ大画面カラーTFT液晶メーターを採用。車両のシステム、設定、リアルタイムの運転状況に加え、大きなアラートや警告をポップアップ表示する機能を追加した。タコメーターはエンジン回転インジケーターとしても機能。任意に設定した回転数に到達するとタコメーターバーの点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせる。

新設定のVストローム1050DEは、長距離ツーリングの過程で未舗装路まで足をのばすことを想定し、トラクションコントロールシステムに専用のG(グラベル)モードを追加した。一定量のリヤタイヤスリップを許容することで、グラベル路でも駆動力を保持し、高い走破性と安定した旋回性をサポート。さらにリヤブレーキのABS解除モードを設定し、未舗装路での操縦安定性を高めた。

また、フロントには大径の21インチホイールを装着し、前後タイヤにセミブロックパターンのタイヤを採用。さらに、標準車よりも左右に20mmずつ幅を広げることで衝撃吸収性能が向上したハンドルバーや、外観向上や用品装着のためのアクセサリーバー、地面の飛び石等からエンジン下部を保護するアルミ製エンジンプロテクターを採用した。

カラーはVストローム1050がブルー/ブラック、レッド/ブラック、ブラック/ブラックの3色。Vストローム1050DEはイエロー/シルバー、ホワイト/ブルーの2色を設定する。価格はVストローム1050が162万8000円、Vストローム1050DEが171万6000円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る