クセ強すぎなRAV4、突き抜けて格好良すぎる!…大阪オートメッセ2023

クセ強すぎなRAV4、突き抜けて格好良すぎる!…大阪オートメッセ2023
クセ強すぎなRAV4、突き抜けて格好良すぎる!…大阪オートメッセ2023全 11 枚

エアロパーツからボディキット、コンプリートカーまでを幅広く手がけ個性的なスタイリングで多くのファンを持つクール大阪オートメッセ2023のブースには注目のボディキットが登場した。

【画像全11枚】

クールブースの中央に展示されたのは同社が新たに立ち上げたボディキットのブランドである「VRARVA(ブラーバ)」のMARS(マーズ)。トヨタ『RAV4』をベースに外装各部にボディパーツを施したカスタムカーだ。フェイスもノーマルとはまったく違うイメージに仕上げているため、一見しただけではベース車がRAV4だと判断できないほどの変貌ぶり。オリジナリティを追求するブラーバのボディキットならではの仕上がりぶりに目を見張る来場者も多かった。

マーズと呼ばれるこのボディキット、イメージは近未来のSUV。アウトドアイメージをRAV4に対して注入しつつ、サイバー空間を思わせる先進デザインを取り入れることをテーマにしていて、コンセプトのデッサンをそのまま商品化したような先鋭的デザインが印象的なボディキットとなった。イメージカラーであるマットオレンジでラッピング処理した車両をブースの中央に据えたが、脇にはグレー、ホワイトのカラーリングも展示。より現実的な導入プランを想定させる展示となった。

そんなブラーバ・マーズの各パーツ群を見ていくこととしよう。まずは印象的なフロントセクションがとにかく先進感満点だ。フェイスまわりはバンパーやグリル、さらにはフェンダーまでにオリジナルのパーツを投入。フェイスまわりでノーマル状態が残っているのはわずかにヘッドライトだけという徹底したモディファイを施す。

サイドにはドアパネル、リアフェンダーにパネルを貼り付ける処理を施しワイド感を演出。しかしオーバーフェンダーは9mmワイドに収めて車検にも対応させているのも現実的なキットした。

リアまわりもフロントセクションに負けず劣らずのモディファイ振り。立体造形を極めたフォルムはとにかく個性的。ボディキットならではの純正イメージを覆すスタイリングが見事だ。しかしバンパーに装備されるセンサー類はそのまま利用できる構造なのも純正機能を一切損なわないという同社のコンセプトを反映したもの。

ボディキットはデザインの斬新さはもちろんだが、その精度の高さも大きな魅力。ボディへ貼り付けるタイプのパーツも多いもののボディとの隙間にモールを用いることなくピタリとフィットさせている様子からも精度の高さがうかがい知れる。これは3D CADや5軸マシニングなど、高度な機器を駆使した設計・開発を行っているのに加えて、FRPの製造精度を高めたことから可能になったクオリティと言えるだろう。

さらにオリジナルホイールであるVERZ-KROSSのDW01にはブラーバ専用のセンターキャップを備えるなど、ボディキットを中心としたブラーバ・ブランドを統一感あるものにするスタンスがうかがえる。加えてシートカバーなどの内装パーツも揃えることでトータルコーディネートを完成させている。

ベース車に対してボディキットを導入すると言うよりも、自社でクルマを作るといった意識が強いブラーバ・ブランド。今回のRAV4をスタート地点として、今後もすでに第2第3の車種への開発が進んでいる。今後のブラーバ・ブランドの展開にも注目だ。

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る