国土交通省は、電気自動車(EV)の普及促進に向けた環境整備の一環として、EV用充電器を公道に設置する上でのガイドライン案を作成した。
政府が2021年6月に策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」には、EVの普及を促進するため、公共用急速充電器3万基を含む充電インフラを15万基設置し、遅くとも2030年までにガソリン車並みの利便性を実現することを目標に掲げている。そこで国土交通省では、EV普及に向けた環境整備の一環として「電気自動車等用充電機器の道路上での設置に関するガイドライン(案)」を作成した。
それによると充電するEVの駐車枠は路面に設置することとし、幅や位置などの設置方法は警察と調整を図る。駐車枠の幅は、利用を想定している車両の最大幅を基準に設定し、充電用コネクタ接続時の幅を考慮することとする。充電口の位置に合わせて、車両が駐車枠の中で前後に駐車位置を合わせられるようにするための大きさを確保すること。