エンジンストールのおそれ、いすゞ エルフ など3車種11万8000台をリコール

いすゞ エルフ(参考画像)
いすゞ エルフ(参考画像)全 6 枚

いすゞ自動車は2月24日、小型トラック『エルフ』など3車種11万8000台について、エンジンストールに至るおそれがあるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

[図:改善箇所]

対象となるのはいすゞ『エルフ』および、OEM供給モデルとなる日産『アトラス』、マツダ『タイタン』の3車種で、2018年2月26日から2022年11月25日に製造された11万8014台。交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できない部品、28個も対象となる。

対象車種はエンジンのバキュームポンプカップリングとカムシャフト間の隙間が大きいものがある。そのため、そのまま使用を続けると、カップリングおよびカムシャフトの嵌合部が異常摩耗しカップリングが破損することで、バキュームポンプが作動不良となりブレーキ警告灯やバキューム警告灯が点灯し、クラッチおよびブレーキの操作が重くなる。また、カムロータの折損およびVVT(バリアブルバルブタイミング機構)の位相ずれによりエンジン始動不良となり、最悪の場合、エンジンストールに至るおそれがある。

改善措置として、全車両、バキュームポンプカップリングを対策品に交換する。また、カムシャフトの嵌合部を点検し、摩耗量が基準を超える場合はカムシャフトを新品に交換する。

不具合は343件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

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