スポーツバイク大好きガールが目覚めたスクーターの魅力!気軽さの125ccか、高速も走れる155ccか?

ことりちゃんこと小鳥遊レイラがヤマハ Xフォースとシグナスグリファスの魅力をチェック!
ことりちゃんこと小鳥遊レイラがヤマハ Xフォースとシグナスグリファスの魅力をチェック!全 33 枚

本来はスポーツバイク大好きガールなのですが、最近、とみにスクーターの便利さにも目覚めてしまった私。今回は『シグナスグリファス』と『Xフォース』というヤマハのスクーター2台をご紹介します!

◆『シグナスグリファス』は高い燃費性能と充実の収納スペースに注目!

ヤマハ シグナスグリファスと小鳥遊レイラヤマハ シグナスグリファスと小鳥遊レイラ

まずはシグナスグリファスから。こちらは125ccの原二クラスで、1年前の2022年2月24日にそれまでのシグナスXからフルモデルチェンジしたモデル。今年の1月末にはMotoGPのモンスターエナジーカラーとなった限定車も発売されたばかりです。エンジンはシグナスシリーズとして初の水冷となった新型ブルーコアエンジンを搭載。可変バルブも備え、出力では20%以上、燃費は約20%向上とカタログでは紹介されています。最高出力は12ps。Xより2.2psのアップです。

個人的にはモデルチェンジで現代的になったなあと感じたのは、フロントポケット内にある電源ソケットがこれまでのDC12Vジャックから5VのUSBタイプとなったことです。今どきUSB電源は必須装備ですからね。そしてそのフロントポケットは500mlのペットボトルが入る大きめサイズと使い勝手も良好で、荷物を下げておけるコンビニフックには飛散防止のロック機構も付いていました。

ヤマハ シグナスグリファスヤマハ シグナスグリファス

スクーターとしての使い勝手で要となるシート下トランクは容量28リットル。こちらにはアゴにカメラをマウントした状態のフルフェイスヘルメットでも入ってしまう広さがあったので驚き!ビジネスバッグやリュックサックも入りそうで通勤・通学にはもってこいのように思えました。燃料タンクの給油口はシグナスX時代と同じくフロントのインナーパネル側。給油の際にいちいちシートを開け閉めせずに済むのが嬉しいですね。

◆高速も走れる『Xフォース』は、ワンランク上のアシスト機能が心強い

ヤマハ Xフォース 試乗ヤマハ Xフォース 試乗

一方のXフォース。こちらは155ccというちょっと特殊な排気量。原付二種ではなく普通二輪免許が必要な軽二輪となる代わりに、高速道路も走れるというメリットが最大のセールスポイントとなっています。エンジンは水冷単気筒のブルーコアエンジンで排気量が大きい分、最高出力も多い15ps。

こちらもUSB電源ソケットやコンビニフック、容量23.2Lのシート下トランクを完備。シート下トランクにはアゴカメラにすると無理でしたが、フルフェイスヘルメットもしっかり収納できました。ただ、コンビニフックに飛散防止のロックがないのが、ちょっと残念…。

給油口はシグナスと同じくフロントインナーパネル側で、タンク容量は2台とも6.1リットルと共通となっていました。燃費的にはシグナスの方がWMTCモードで1リットルあたり3.6km多く走るとされています。他に1クラス上となるXフォースの方にのみ付いているものとして、トラクションコントロールと前後ABSを装備。シグナスにはABSが無い代わりに前後連動ブレーキが付いていますが、安心感ではABSの方が上に感じます。

ヤマハ Xフォースヤマハ Xフォース

またXフォースのメーターには、スマートフォンの専用アプリ「Y-Connect」とBluetoothで接続できる連携機能も搭載。こちらではメーター内に通話やメール着信、バッテリー残量が表示されるようになり時計の時刻も自動調整。スマホアプリ内ではメンテ時期や燃費管理、最終駐車位置の記録などといったことが可能となります。

ヤマハ Xフォース試乗ヤマハ Xフォース試乗

シート高はシグナスグリファスが785mmでXフォースはそれより30mm高くなる815mm。車格的にはどちらも同じくらい。2台ともちょっと手前に乗らないと身長160cmの私ではちょっと足が着きにくい感じでした。

◆ランクの異なるスクーター2台、お値段は近いけれども…?

ヤマハ Xフォースとシグナスグリファスヤマハ Xフォースとシグナスグリファス

お値段はシグナスグリファスが35万7500円で、Xフォースは39万6000円。Xフォースは排気量が大きい上に装備が充実しているぶん、値段も高いかと思ったんですけど、その差は思ったより大きくは感じませんでした。まあ、シグナスグリファスは原二なので、任意保険にファミリーバイク特約が使えるなど、もっと経済的に乗れますね。

私としては、今までバイクに乗っていなかったけど生活の足としてスクーターに乗ってみたいという人にはシグナスグリファスがまずはオススメ。シグナスにできることはすべてこなす上に高速まで乗れるXフォースは普通二輪免許が必要になるということで、メインのスポーツバイクを持っているけどセカンドバイクにもう1台欲しいという人や、普通二輪免許は持っているけどしばらくバイクに乗っていないという人が選ぶのにピッタリなんじゃないかなと感じました。

ヤマハ Xフォースヤマハ Xフォース

■5つ星評価
シグナス グリファス
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★★
オススメ度:★★★★

Xフォース
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
コンフォート:★★★★★
足着き:★★★
オススメ度:★★★★

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん
レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

《小鳥遊レイラ》

小鳥遊レイラ

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
  7. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  10. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
ランキングをもっと見る