高付加価値化するドラレコ…変わる市況の中での“進化”

高付加価値化するドラレコ…変わる市況の中での“進化”
高付加価値化するドラレコ…変わる市況の中での“進化”全 7 枚

今や運転中はもちろん、停車中や駐車中の安心・安全をもカバーしてくれる「ドライブレコーダー」

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ひと昔前までは、タクシーなどの事業者用を除いて、マイカーに搭載しているドラレコを探す方が困難だったが、2017年に東名高速道路で起きたあおり運転による死亡事故や、2019年に常磐自動車道で起きたいわゆる“あおり運転殴打事件”をきっかけに市場が一気に拡大したのは周知の通りだ。

ここ数年のドラレコの国内の出荷数を見ると、2019年までが右肩上がりで、コロナ禍による外出制限や半導体不足が影響した2020年は、初めて出荷数が減少したものの、2021年は回復。過去最高となる537万台の出荷数を記録するなど依然としてユーザーのニーズは高い。この背景には、ユーザーの安心・安全を脅かす多くの事故や事件をきっかけに、ユーザーの中で“自分の身は自分で守る”という安全意識の大きな変化があったことは間違いないだろう。

画像出典:一般社団法人ドライブレコーダー協議会HPより

そんな中、ドラレコを製造・販売する各メーカーは、機能を高め、高付加価値を追求した商品展開を進めているケースが目立つ。

株式会社アプティ(本社:東京都目黒区/井田秀明代表取締役)では、2022年6月に360度録画タイプの新製品として「UP-K370」を発売。同製品は360度録画に加え、これまでの同社モデルではオプションだったリアカメラを標準化。またソニー製STARVISセンサーも搭載し、暗い場所でも綺麗に撮影ができるほか、3インチのモニターではスワイプ操作が可能になり、操作性も向上している。なお、同製品の映像方法は、従来品に多い、いわゆる”魚眼レンズ状態”での出力方法とは異なり、歪みのない映像を本体でも表示することが可能となっている。また、タッチパネルを左右になぞると360度のひとつなぎの映像を好きな方向に向けて見ることも可能だ。

一方、株式会社TCL(本社:愛知県名古屋市名東区/木村文夫代表取締役)が販売する多機能ドライブレコーダー“スマートレコ”シリーズからは、最新モデルの「PERFECT4/WHSR-1040」が2022年9月に発表された。

同製品最大の特徴は、従来の2カメラや一般的な360度録画のドライブレコーダーでは困難だった側面を録画できる点にある。他社とは一線を画す4カメラで360度完全領域の録画を実現したことで、いわば“死角も写せるドラレコ”と言える。

他社製360度カメラは「車内を介して車外が映っている」のに対して、PERFECT4は「車外のみを映している」という決定的な違いがあり、衝撃の瞬間を鮮明に残すことができる。なお、4カメラは全てFHD(1920×1080))の高画質(特許取得済)かつ、セキュリティLED(青色)を装備。走行時は点灯して後続車に、駐車時の駐車監視モード中は点滅して周囲の人に存在を伝えてアクシデントを抑止する。

今回紹介した2社のドラレコは、あくまで一例であり、両社とも機能などの訴求点に違いはあるが、ユーザーの安心・安全を守り、いざという時の証拠・記録になるというドラレコの根幹の部分は変わらず、むしろ進化を遂げている。

なお両社は共に、3月7日(火)から開催される自動車アフターマーケットの国際展示会「第20回 国際オートアフターマーケットEXPO 2023」への出展が決まっている。ドラレコの市況やユーザーの意識が変わっている中で、各メーカーが重視する訴求点、考えを比較してブースを回ってみるのも面白いのではないだろうか。

《カーケアプラス編集部》

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