VW、EVミニバン『ID.Buzz』を2024年末にも日本市場導入へ…商用仕様の導入も検討

VW ID.Buzz
VW ID.Buzz全 8 枚

フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは、電動(EV)ミニバン『ID.Buzz』を早ければ2024年末にも日本市場に導入する。フォルクスワーゲンジャパンのブランドディレクターを務めるアンドレア・カルカーニ氏が3月9日都内で会見して明らかにした。

【画像全8枚】

カルカーニ氏は「ID.Buzzの最初のデザインモデルは、実は2017年の東京モーターショーで公開された。欧州以外の海外市場としては最初の方になるが、ID.Buzzを日本に正式に導入することを決定した。このモデルは早ければ2024年末に導入する」と述べた。

さらに「このアイコン的なモデルが日本のお客様にとって非常に重要なものだと十分理解しているので、ID.Buzzはこれからブランドのイメージを構築する重要な役割を担うモデルになる」と期待を寄せた。ただ具体的な仕様や価格は示されなかった。

ID.Buzzは乗用仕様に加えて商用仕様も設定されているが、カルカーニ氏は「実は我々のディーラー各社からカーゴバージョンも是非入れて欲しいとも言われている」と明かした上で、「ポテンシャルを見極めて決めていきたい」との考えを示した。

また会見ではVWの日本市場への正規輸入が開始されてから70周年を記念し『ゴルフ』の特別仕様車の発売も公表された。

カルカーニ氏は「70周年を記念して今回、ゴルフのプラチナムエディションを導入する。標準装備としてナビゲーション、(LEDマトリクスヘッドライトの)IQライト、ヘッドアップディスプレイ、そして17インチのアルミホイールを装着している。非常に競争力のある価格でご提供する。このゴルフはまさに日本のお客様の期待に応えることができるモデルであり、新規のお客様も獲得することができるモデルと信じている」と説明。価格などの詳細は来週にも明らかにするとのことだ。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  4. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る