前後デザインがかつてないほど変わる!? 電動化にも注目のポルシェ『911ターボ』

ポルシェ 911ターボ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ 911ターボ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 16 枚

ポルシェは現在、主力『911』ファミリー改良新型を開発中だ。これまで多くのプロトタイプを捉えてきたが、今回初めてハイパフォーマンスモデル『911ターボ』の姿をスクープサイト「Spyder7」が捉えた。

前後デザインがかつてないほど変わる!? ポルシェ『911ターボ』プロトタイプ

ポルシェは通常、開発中の車両に大掛かりなカモフラージュはしないが、このプロトタイプも例外ではなくリアエンドの進化が丸わかりだ。新設計されたエキゾーストパイプシステムは外側に移動され、ディティールは不明ながらディフューザーセクションが拡大されていることが見える。

ポルシェ 911ターボ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)ポルシェ 911ターボ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

LEDテールランプは両端と、中央の一部が隠されている。下段のクリアのLEDストリップも、上段と同様に左右をつなぐデザインとなる可能性が残されているようだ。

大幅に変更されている後部に対し、フロントエンドは現行のまま。その理由は、エアインテークを含むフロントバンパーを大幅に変更し、現在のモデルとは全く異なるデザインになる計画があるからだ、と噂される。つまりまだその詳細を隠している、というわけだ。今後数か月以内には刷新されたフロントエンドを持つプロトタイプが出現する可能性もありそうだ。

またキャビン内では、フルデジタル化されたインストルメントクラスターを装備することがわかっている。

ポルシェ 911ターボ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)ポルシェ 911ターボ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

最大の注目はフラット6ハイブリッドを含むいくつかの重要な技術的アップグレードだろう。詳細は不明だが、ベースモデルの911シリーズと同様に、まずは外部給電機能をもつプラグインハイブリッド(PHEV)ではなく、よりシンプルなハイブリッドとなることが濃厚だ。レーシングカー『919ハイブリッド』譲りのテクノロジーを採用し、環境性能を高めつつも高いパフォーマンスを発揮するものとなる。

現行911ターボは、最高出力580ps、上位の「911ターボS」では640psという高出力を発揮するが、電動化によりさらなるパワーアップが見込まれる。ただし重量の増加も懸念され、現在対策中と思われる。

911改良新型のワールドプレミアは2023年内と予想される。が、ポルシェはすべてのバリエーションを同時に公開するわけではないため、911ターボのデビューは2024年以降となるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  2. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  3. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  4. 中国エリア初、「アルパインスタイル広島183」がグランドオープン
  5. 【メルセデスベンツ CLA 新型試乗】現行最終モデルでも色褪せない、デザインと乗り味…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る