佐藤琢磨選手も登場! ブリヂストン、60年目を迎えるモータースポーツの活動計画を発表

ブリヂストン 2023モータースポーツ活動計画発表会
ブリヂストン 2023モータースポーツ活動計画発表会全 18 枚

ブリヂストンは3月10日、静岡県にある富士スピードウェイホテルにて、2023年のモータースポーツ活動計画を発表した。モータースポーツ活動開始から60周年を迎える今年のテーマは「極限への挑戦」だ。

【画像全18枚】

◆多くのカテゴリーで王座防衛に挑む1年に

国内4輪はスーパーGT、トヨタGAZOO Racing GR86/BRZ CUP、マツダグラスツールモータースポーツカテゴリー、全日本ジムカーナに供給。海外4輪はNTT INDYCARシリーズ、INDY NXT by Firestone、ブリヂストンワールドソーラーカーチャレンジ、ブリヂストンFIA eco Rally Cupに供給する。

一方で国内2輪はFIM世界耐久選手権鈴鹿8時間耐久レース、MFJ全日本ロードレース選手権、MFJ全日本モトクロス選手権に供給。海外2輪はFIM世界耐久選手権への供給を発表した。

2022年度は、ブリヂストンがサポートするTEAM IMPULとF.C.C. TSR Honda Franceという2つのチームがそれぞれスーパーGTとFIM世界耐久選手権でシリーズチャンピオンを獲得。2023年度は王座防衛に挑む。

◆3名が見せたそれぞれの闘志、2023年度の「意気込み」は

今回の発表会では、SUPER GTでTEAM IMPULを率いる星野一義総監督、INDYCARシリーズにCHIP GANASSI RACINGから参戦する佐藤琢磨選手、TGR GR86/BRZ CUPに参戦する佐々木雅弘選手らがトークショーを行った。

星野総監督は「昨年27年ぶりのチャンピオンを獲得して本当に嬉しかった。去年から総監督として少し引いた立場から現場を見て全体をみるようになり、若い世代に任せたことでチャンピオンが獲れた。今年も少し引いたところからチームを見てチャンピオンを獲りに行きたい。そして賞金は全部自分のものに!」と、今年の意気込みを熱く語る。「2輪からレースの世界に入り4輪に転向してずっとブリヂストンタイヤを装着していきて、浮気をしない一途な星野です」と、会場を沸かせることも忘れない。

佐藤選手は「昨年は振り返るほどの戦績は残せなかった。しかし何が足りないのか、どうしたら良いのかよく分かった年だった。今年も参戦できることになったので狙うはINDY500での優勝」と14年目になるINDYへの闘志を見せた。

佐々木選手は「GR86/BRZ CUPという参加型モータースポーツを盛り上げるために戦っている。昨年の前半戦はタイヤが不発だったが、シーズン中盤から投入した新タイヤが良くて、自分は勝てなかったがポテンザを履く仲間が勝ってくれた。今年は自分も勝ってチャンピオンを獲れるように頑張りたい」と語る。

◆プロフェッショナルがブリヂストンに寄せる信頼と期待

トークショーの後半では、3名がブリヂストンのタイヤについて語った。星野総監督は、「開発陣とずっと意見を言い合って良いタイヤを作ってきた。自分の感覚で良いものを見極めてきた絶対の自信がある。最近は若いチームのエンジニアに任せているが、本当にそのタイヤ・コンパウンドで良いのか?と確認することもある。(しかし、)ブリヂストンを信頼しているので任せている部分もある」というほど、今でもタイヤに関しては絶対の信頼を持っているという。

佐藤選手は「F3で戦ってきた時からお世話になってきたし、世界統一戦で自分が履いていたブリヂストンタイヤで勝てたことは今でも思い出になっている。F1に参戦したときも良い経験をしたこともあって、今でもブリヂストンタイヤに乗れていることを誇りに思う。INDYでもサスティナブルな活動が進んでおり、燃料も100%再生燃料になっているので、再生タイヤを使うことでサスティナブル活動に貢献できれば良い」と語った。

佐々木選手は「去年より今年、今年より来年。というイメージで毎年改良して進化していけるように、タイヤ開発のお手伝いをしている。お客さんが買って、自分で使って笑顔になれるようにしていきたい。モータースポーツのファン作りという面も携わっているので、そういうファンが走れる環境作りなどもしていきたい」と、将来に渡って楽しめる環境作りをしていることについても語られた。

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  3. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  4. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  5. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る