水素エンジンカローラ、スーパー耐久シリーズ鈴鹿大会を欠場…テスト走行で車両火災

32 号車ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept
32 号車ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept全 2 枚

トヨタGAZOOレーシングは、3月18・19日のスーパー耐久シリーズ開幕戦の鈴鹿大会に参戦を予定していた、「#32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept」(水素エンジンカローラ)の欠場を決定した。

水素エンジンカローラは、3月8日に富士スピードウェイで実施したテスト走行にて車両火災が発生。車両の復旧が間に合わないため、鈴鹿大会の出場を断念した。代替車両として、「ORC ROOKIE GR Yaris」(ガソリン)での走行を予定している。

なお、車両火災の原因はエンジンルームの気体水素配管からの水素漏れ。今回のテスト走行では気体水素から液体水素に燃料変更したが、そのことが直接の原因ではなく、車両振動で配管結合部に緩みが生じ、漏れた水素が熱されることで引火したという。

一方で、当初設定した狙い通りに、水素リークセンサーによるフェールセーフが正常に機能。水素の供給が停止され、大幅な延焼は避けられた。トヨタGAZOOレーシングは、今回水素漏れの原因となった配管設計を見直すことで、より安全な車両開発を行っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る