[低音強化]「パワードサブウーファー」のお薦めモデルを紹介!

フォーカル・Ibus 20
フォーカル・Ibus 20全 4 枚

カーオーディオでは、低音を強化すると音楽の聴こえ方がガラリと変わる。当特集では、その理由から実際の強化法までを解説してきた。そのまとめとして今回と次回の2回にわたり、お薦めモデルを紹介していく。今回は「パワードサブウーファー」の注目作をピックアップする。

【画像全4枚】

◆ハイグレードな重低音を欲するのなら、「フォーカル」の『Ibus 20』に要注目!

まずは、「フォーカル」の『Ibus 20』(税抜価格:6万6000円)から取り上げたい。

さて「フォーカル」は、フランスに本拠を置く世界的なスピーカーブランドだ。で、ホームオーディオ用カー用ともにド級のハイエンドモデルからエントリー機まで幅広く製品を擁しているが、カー用の「パワードサブウーファー」も1機種持っている。それが当機だ。

なおこれは、「カスタムフィットモデル」と称された手頃な製品が居並ぶグレードに身を置いている。つまり当機も、取り付け性が高いことも特長だ。小型・薄型なので多くの車種でシート下にセッティング可能だ。

ただし当機は「パワードサブウーファー」としては廉価なモデルではなく、むしろハイグレード機だ。なので、「パワードサブウーファー」らしからぬ本格サウンドを奏でられる。振動板は20cmで定格出力は75Wとスペック的には特出してはいないものの、筐体は至って堅牢で完成度高く仕上げられている。ちなみに「パワードサブウーファー」にとってボディが強固であることは利点として大きい。箱鳴りすることなく、良質でパワフルな重低音を再生しやすくなるからだ。当機はその点で特に強みを発揮する。

本格サウンドが楽しめる小型・薄型の「パワードサブウーファー」を探していたのなら、当機のチェックもお忘れなく。

◆実力スピーカーブランド「DLS」も、名機『ACW10』を持つ!

続いては、スウェーデンの実力ブランド「DLS」の『ACW10』(税抜価格:5万8000円)を取り上げる。

ちなみに「DLS」もスピーカーに強みを発揮するブランドとして日本のカーオーディオ愛好家にも古くから親しまれている。特にフラッグシップスピーカー『スカンジナビア シリーズ』は、サウンドコンペティターからの支持も厚い。

というわけで「DLS」は“ハイエンドブランド”という印象を持たれがちだが、「パワードサブウーファー」も1機種、当機を用意している。そしてこちらも「パワードサブウーファー」としては価格は高めだ。しかしその分各所にしっかりとコストが注がれていて高性能モデルとして仕上げられている。

まず当機も、ボディが屈強だ。パワーをかけて鳴らしても箱鳴りすることなく質の高い重低音を奏でられる。また当機は振動板が25cmと大きく、内蔵するパワーアンプは定格出力200Wというハイパワーを発揮する。スペック的にも申し分ない。

ところで「DLS」のスピーカーの多くにはひと目で同社のモデルだと分かる独特なルックスのグリルが装着されているが、当機にもそれが踏襲されている。デザイン面でもしっかり個性を発揮する。

鳴りっぷりの良い「パワードサブウーファー」をご所望ならば、当機にもご注目を。

◆トランクに積んでも積載スペースがほとんど削られない「ケンウッド」の『KSC-SW40』もお薦め!

最後は国産ブランド、「ケンウッド」の『KSC-SW40』(税抜価格:4万円)をフィーチャーする。ちなみに「ケンウッド」は「パワードサブウーファー」を計4モデルラインナップしているが、そのうちの3機種は小型・薄型モデルだ。対して当機は、「ボックスサブウーファー」だ。つまり、シート下へのインストールは行えない。トランクに搭載することが前提となる。

しかしながら当機は「ダウンファイヤリング方式」が採用されているので、振動板を下向きにして設置可能だ。なので当機の上に荷物を置ける。かくしてトランクに搭載しても積載性はほぼ削られない。

なお「ダウンファイヤリング方式」とは単に積載性を上げるためのものではなく、振動板から放たれた重低音を一旦フロアにぶつけることで低音の増強効果も得ようとするものでもある。結果当機はその効果も得て、よりパワフルな重低音を再生可能だ。

また当機は、内蔵しているパワーアンプが強力だ。カタログを見ると「最大出力」の標記しかなく「定格出力」は定かではないが、「最大出力」が400Wとのことなので「定格出力」は概ね200Wくらいだろうか。スペック的にも優秀だ。

使いやすく音も良い「ボックスサブウーファー」に興味があれば、当機も有力な候補となり得る。

今回は以上だ。次回は、「ユニットサブウーファー」の注目モデルを紹介していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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