トヨタの電動モビリティ『C+walk』、シリーズ第2弾は歩道走行可能な車いすタイプ

トヨタ C+walk S“Safety support
トヨタ C+walk S“Safety support"全 17 枚

トヨタ自動車は、電動モビリティシリーズ『C+walk』の第2弾として、歩道での移動をアシストする「C+walk S」を3月20日よりトヨタ車両販売店を通じて発売するとともに、レンタリース店でも取り扱いを開始した。

C+walk Sは、自分一人の力で歩けるものの、日常生活の中で長距離・長時間の歩行に困難を感じている人々をサポートする新たな電動モビリティ。速度は1~6km/hの6段階で、道路交通法上は電動車いすに該当するため歩道を走行できる。

運転者から前方の路面が見やすい前1輪・後2輪の3輪構成で、外観はC+walkシリーズ共通の周辺への圧迫感が少ないスリムなフォルムを実現。ステップ高130mmと低くて広いステップや立ち座りしやすいシートポジション、跳ね上げ可能なアームサポートなど、乗降に配慮したユニバーサルなパッケージとした。人の「歩く」速さで移動することで周りの歩行者と並んで会話ができるなど、歩行空間での高い親和性を追求した。また走行時、前方の人や障害物との衝突回避に寄与する障害物検知機能といった安心装備も搭載し歩行者との共存を目指した。

ハンドルステム部からシームレスにつながる樹脂ボディには、ワンタッチで脱着可能な取換式バッテリーを内包。約2.5時間の充電で約12kmの連続走行ができる。シート下には大容量の収納スペースを確保。ボディカラーにはブラックを基調とし、よりスタイリッシュに魅せるウォームグレー、グレーメタリック、カッパーマイカメタリックのカラーパネルをディーラーオプションとして設定する。価格は49万8000円から50万5000円。

またトヨタは、立ち乗りタイプの『C+walk T』および『C+pod』を一部改良。C+walk Tは歩道(公道)で移動可能な「移動用小型車」の車両要件に適合させるため、車両サイズや最高速度の見直しを実施。またC+podでは、法規対応に加えペダル踏み込み時のブレーキフィーリングの見直しなど、その魅力を高めた。C+walk Tは5月発売予定、C+podは3月20日よりリース契約での取り扱いを開始した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る