走行中でも映像を観られるようにするアクセサリー…キーワードから読み解くカーオーディオ

「HDMI変換アダプター」の一例(データシステム・HDA433-A)。
「HDMI変換アダプター」の一例(データシステム・HDA433-A)。全 3 枚

カーオーディオでは、専門用語がたびたび使われる。そしてそれらの存在が初心者に“分かりづらさ”を感じさせることとなる。当連載はその払拭を目指して展開している。現在は、「アクセサリー」と呼ばれる周辺アイテムにフォーカスしている。

【画像全3枚】

◆運転中にドライバーがナビ画面を注視することは禁じられている。しかし…

今回は、映像視聴に関連したワードについて説明していく。まずは「テレビキャンセラー」から。これはつまり、走行中でもナビやディスプレイオーディオのモニターに映像コンテンツを映せるようにするためのものだ。なおメーカーによってはこれを「テレビキット」と呼んでいる。

このような機器が存在する理由は以下のとおりだ。道路交通法により、ドライバーが運転中にスマホやナビ画面等を注視することは禁じられている。よって純正・市販を問わずAV一体型ナビやディスプレイオーディオは、走行中には地デジチューナーの映像等を画面に映し出せないようになっている。

しかし、映像コンテンツを同乗者に観せたいというニーズは高くある。そして同乗者がナビ画面を注視することは法律でなんら禁じられてはいない。なので「テレビキャンセラー」が存在している。これを使えば、走行中でもナビ画面等に映像コンテンツを映し出せるようになるのだ。

データシステム・TV-KITデータシステム・TV-KIT

◆「テレビキャンセラー」の中には、走行中のナビ操作も可能とするモデルもある!

ところでナビは、走行中の目的地設定等の操作もできないようになっている。これも運転中にドライバーがナビ画面を注視することが禁じられているからだ。しかし、同乗者が操作をする分には法律上問題ない。なので「テレビキャンセラー」の中には、走行中のナビ操作も可能とする機能を有する機種もある。もしもこれから「テレビキャンセラー」を手にしようと思っていたら、ナビ操作までを可能とするものかその機能がないものかどちらが良いかをしっかり吟味しよう。

なお「テレビキャンセラー」は基本的に、ナビ等の裏側にアクセスしないと取り付けられない。なのでこれをDIYにて装着するにはナビ交換を行えるスキルが必要となる。というわけでもしもそのスキルがなかったら、取り付けは販売店に任せよう。

続いては、「HDMI変換アダプター」というワードについて解説していく。これはナビやディスプレイオーディオ等のモニターを備えた車載機器に「HDMI端子」が備わっていない場合でも、それらにデジタル機器を接続して映像コンテンツを観られるようにするというアイテムだ。

ビートソニック・HDMI分配器/セレクター IF21Aビートソニック・HDMI分配器/セレクター IF21A

◆「HDMI端子」が備わっていなくても、スマホの「ミラーリング」が可能に!?

「HDMI入力端子」についてもう少し詳しく説明していこう。つまりこれが備わっていると、スマホの「ミラーリング」を行える。結果、YouTubeや映像ストリーミングアプリのコンテンツを車載機器の画面に映し出せるようになり、そして音声をカースピーカーから聴けるようになる。

しかし、車載機器に当端子が備わっていないとそれを実行できない。そんなときに「HDMI変換アダプター」が力を発揮する。これを用いると、アナログの映像入力端子があれば「ミラーリング」が可能となるのだ。スマホのデジタル信号をこれにて受けるとアナログ信号に変換できるので、それをアナログ入力端子に接続すれば「HDMI端子」が備わっていなくても「ミラーリング」を行える。

そしてもう1つ、「HDMI分配器(セレクター)」というワードについても説明しよう。車載機に「HDMI入力端子」が備わっていてもそれが1つしか装備されていない場合がほとんどだ。しかし複数のデジタル機器を接続したいというケースも有り得る。そのような場合には「HDMI分配器」を用いるとそれに複数のデジタル機器を接続でき、どの機器の映像を表示させるかはリモコン操作にてセレクトできる。複数のデジタル機器を繋ぎたいと考えるなら、これの導入も検討しよう。

今回は以上だ。次回も「アクセサリー」に関するワードの解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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