日経平均株価は前週末比115円35銭高の2万7633円66銭と続伸。米国景気の先行き不安が後退したことで、景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。外国為替市場での円安・ドル高も下支え要因となった。
日本時間7日夜に発表された3月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数がほぼ市場予想通り。最近の経済統計から米景気の落ち込みが警戒されていたが、警戒心理がやや後退した。
電気自動車(EV)の米テスラが、中国・上海市に大型蓄電池工場を新設する方針。米国内の工場と匹敵する規模で、中国市場を重視する姿勢を鮮明化した。また、米国で上級2車種に加え、売れ筋のセダン『モデル3』と多目的スポーツ車(SUV)『モデルY』を値下げに。販売の底上げを図っており、株式市場の評価が注目される。