水島臨海鉄道が平均10.5%の運賃値上げ---西富井駅付近高架区間の大規模修繕も視野に 10月1日予定

大規模修繕が計画されている西富井駅付近の高架区間。駅部分は2014年6月に改修工事が完了している。
大規模修繕が計画されている西富井駅付近の高架区間。駅部分は2014年6月に改修工事が完了している。全 2 枚

岡山県倉敷市の水島臨海鉄道は4月10日、国土交通省中国運輸局に対して旅客運賃上限変更認可申請を行なったと発表した。10月1日の改定を予定している。

同社は1995年11月以来、消費税率の引上げを除いて運賃改定を行なっていなかったが、コロナ禍による利用減に加えて、建設から50年を迎える西富井駅付近の高架区間大規模修繕を計画していることを理由に「費用の増大が見込まれることから経営健全化が不可欠」として改定に踏み切ることになった。

平均改定率は10.5%で、普通運賃(回数券を含む)は10%、通勤定期運賃は12.4%、通学定期運賃は9.2%となっている。

これにより普通運賃は7kmまでが20円、7.1km以上が30円の値上げとなる。

申請中の運賃。倉敷市の子育て支援方針などを考慮し、通学定期運賃の改定率は低く抑えられている。申請中の運賃。倉敷市の子育て支援方針などを考慮し、通学定期運賃の改定率は低く抑えられている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
  5. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る