MINIの高性能版「JCW」、最新ラインナップ出展へ…上海モーターショー2023

スポーティな外観が特長のハッチバックのJCW

最大出力231hpの2.0ターボを積むハッチバックJCW

クラブマンとクロスオーバーのJCWは最大出力306hp

MINI ハッチバック「ジョンクーパーワークス(JCW)」
MINI ハッチバック「ジョンクーパーワークス(JCW)」全 15 枚

MINIは4月10日、高性能グレード「ジョンクーパーワークス(JCW)」の最新ラインナップを4月18日、中国で開幕する上海モーターショー2023に出展すると発表した。

◆スポーティな外観が特徴のハッチバックのJCW

MINI ハッチバック「ジョンクーパーワークス(JCW)」MINI ハッチバック「ジョンクーパーワークス(JCW)」

最新のJCWの1車種として、上海モーターショー2023に出品される予定なのが、MINI『ハッチバック』がベースのJCWだ。エクステリアは、フロントに丸いLEDヘッドライトと赤いクロスバーを備え、バンパー下部に六角形のラジエーターグリルを配置した。エアダクトが拡大されており、スポーティな走行状況において、パワートレインとブレーキシステムの冷却性を引き上げる。

フロントサイドパネルとリアバンパーには、専用のサイドスカットルが付く。リアのアンダーボディの空気の流れを最適化するために、専用のディフューザーが装備されている。

ハッチバックJCWのボディカラーには、専用のチリレッドを用意した。この他にも、レベルグリーン、アイランドブルーメタリック、ルーフトップグレーメタリックのバリエーションから選択できる。

◆最大出力231hpの2.0ターボを積むハッチバックJCW

パワートレインは、MINIの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入した直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。ハッチバックの場合、0~100km/h加速は6速MTが6.3秒。8速ATの「ステップトロニックスポーツ」では、6.1秒で駆け抜ける。

サスペンションは、スポーティな設定とした。ブレンボと共同開発されたスポーツブレーキシステムを標準装備する。フロントに穴開きディスクを備えた4ピストンキャリパー仕様で 赤いキャリパーにはジョンクーパーワークスのロゴが付く。

アルミホイールは17インチのジョンクーパーワークスホイールが標準だ。オプションで、18インチが設定された。この18インチアルミホイールには、ジョンクーパーワークスサーキットスポークのツートンデザインが用意されている。

◆クラブマンとクロスオーバーのJCWは最大出力306hp

MINI『クラブマン』とMINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)のJCWには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、強化して搭載する。最大出力は306hp/5000~6250rpm、最大トルクは45.9kgm/1750~4500rpmを獲得する。

トランスミッションは8速AT「ステップトロニック」。前輪にメカニカルディファレンシャルロックを内蔵した8速ATとなる。駆動方式は4WDの「ALL4」。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)と連携しており、前輪と後輪の間で理想的な駆動トルクを配分する。クラブマンのJCWは0~100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)。クロスオーバーのJCWは0~100km/h加速5.1秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。

足回りは、スポーツサスペンションやスポーツブレーキシステムで強化した。内外装は、スポーティな仕上げ。外観は、専用バンパーやエアロパーツを装備して迫力アップ。足元は18インチの専用アルミホイールで引き締めた。室内には、スポーツシートなどが専用装備されている。

《森脇稔》

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