自分の家が月面探査基地に!? 変形ロボット『SORA-Q』が9月発売、宇宙兄弟コラボモデルも

SORA-Q Flagship Model (c) TOMY
SORA-Q Flagship Model (c) TOMY全 28 枚

タカラトミーとJAXAは共同で、変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会を開催。実際に月で使用されるのとほぼ同じ大きさの「SORA-Q Flagship Model」を9月2日発売すると発表した。同時に漫画『宇宙兄弟』とコラボした「宇宙兄弟 EDITION」も発売が決定した。

SORA-Q Flagship Model (c) TOMYSORA-Q Flagship Model (c) TOMY

「Flagship」は2万7500円、「宇宙兄弟」が3万3000円となっている(いずれも税込み)。

変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会

発表会(4月13日)では天体&宇宙愛好家として知られる篠原ともえさんと宇宙飛行士の野口聡一さんが実際に「SORA-Q Flagship Model」を操作し、変形ギミックも実演してくれた。大きさは直径が約80mmとなっており、無料の専用アプリで操作する。

発表会ゲストの篠原ともえさん(向かって左)と野口聡一さん発表会ゲストの篠原ともえさん(向かって左)と野口聡一さん発表会ゲストの篠原ともえさん(向かって左)と野口聡一さん発表会ゲストの篠原ともえさん(向かって左)と野口聡一さんSORA-Q Flagship Model (c) TOMYSORA-Q Flagship Model (c) TOMY

筆者も実際に操作体験をさせてもらった。左右の車輪をそれぞれ動かすことができ、操作感は完全にラジコンだ。今回の体験ではバタフライ走行、クロール走行といった自動移動ができ、製品版では月面でするのと同じ変形や、AIによる自動走行なども行えるようになるという。

SORA-Q Flagship Model (c) TOMYSORA-Q Flagship Model (c) TOMY

また、本体にはカメラが内蔵されており、カメラを通してのスクリーンショットの撮影や、月面探査の疑似体験ができるARミッションなども楽しめる。映し出される映像は、JAXAから実際の月のデータを提供してもらっているため、本物の月の上を走る感覚が味わえるわけだ。ミッションの結果や撮影した画像はアプリ内に"探査記録"として蓄積される。

SORA-Q Flagship Model (c) TOMYSORA-Q Flagship Model (c) TOMY

今回このフラッグシップモデルの発売、そして「SORA-Q」を積んだ月面探査機「SLIM」の打ち上げを記念して、「打ち上げ応援キャンペーン」として種子島での「SLIM」の打ち上げを見るツアーが開催予定となっている。またツアーに参加できずとも、打ち上げの様子が観られるライブビューイングの実施も発表された。

変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会

さらにこちらは企画段階としていたが、「公式サポーター認定証」を作成予定となっており、宇宙事業の活躍を応援、見守ることができる仕組みが用意されている。

変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会変形型月面ロボット『SORA-Q』の市販発売モデル記者発表会

自宅でできる月探査。それを通じた体験は、本物の宇宙への憧れ、そして夢を育んでくれるだろう。

《二城利月》

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