外部パワーアンプの“高級機”って、どんなモデル?[カーオーディオユニット AtoZ]

カロッツェリア・RS-A09X
カロッツェリア・RS-A09X全 1 枚

カーオーディオシステムを進化させたいと考えているドライバーの方々に向けて、それを実現させようとするときに役に立つ情報を多角的に発信している当コーナー。現在は「外部パワーアンプ」をテーマに据えてお贈りしている。

前回はいくらくらいの「外部パワーアンプ」があるのかを、カロッツェリアのラインナップを参考にしながら解説した。同社は4chパワーアンプとしては1万6000円(税抜)の最エントリー機を持ち、ミドルグレード機としてハイエンドの入門機的ともいうべき『PRS-A900』(税抜価格:12万円)までを擁していることを紹介した。

それに引き続いて当回では、高級機ともなるといくらくらいの価格のモデルがあるのかを紹介していく。

では今回も同じく、カロッツェリアのラインナップを物差しとして説明していこう。同社ではマニア垂涎のハイエンドシリーズ『カロッツェリアX』を擁していて、その中で2つの汎用「外部パワーアンプ」を取り揃えている。1つが『RS-A99X』で、もう1機種が『RS-A09X』だ。なおこの2機種の税抜価格はともに、30万円だ。

ちなみに『RS-A99X』は4chモデルで、『RS-A09X』は2chモデルだ。ということは前者は1chあたりの価格は7万5000円で、後者は1chあたりの価格が15万円だ。前者でも十分にハイエンド機といえる価格だが、『RS-A09X』はその倍の価格となっている。これにてフロント2ウェイスピーカーをマルチドライブしようと思ったら、当機が2台必要となりその際の「外部パワーアンプ」にかかるコストは60万円となる。

ところで以前の記事でも説明したとおり、「外部パワーアンプ」は性能を上げようとするとどこまでも高級化していく。結果、市場には『RS-A09X』を凌ぐ超高級機もさまざま存在している。

具体例を挙げて説明しよう。例えばイタリアに本拠を置くハイエンドカーオーディオブランドの「クワトロリゴ」では、ミドルグレードラインとして『テンポ シリーズ』を持っている。そして同シリーズの各機も“ハイエンド”と言うに相応しい実力を備え、高級機と呼ぶべき価格となっている。シリーズ中もっとも高級なモデルは、2ch機である『ヘリテージスリー』で、その税抜価格は34万円だ。

そして同社はさらに、スーパーハイエンドラインとなる『ラ・プリマ シリーズ』も持っている。しかもそのうちの最上級2chモデル『デシデリオ』の税抜価格はなんと、220万円だ。ここまでの超ド級モデルまでもが存在している。なおその価格はダテではなく、一般的な「外部パワーアンプ」とは一線を画するポテンシャルを発揮する。

今回は以上だ。次回以降もどのような外部パワーアンプがあるのかを具体的に紹介していく。お楽しみに。

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る