アストンマーティン『DBS』に最終モデル、オープン版の写真を公開…限定199台は完売

770hpに強化された5.2リットルV12ツインターボエンジン

剛性が引き上げられた足回り

最終モデルらしい専用の内外装

アストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテ
アストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテ全 10 枚

アストンマーティン(Aston Martin)は4月13日、スポーツカー『DBS』の最終モデル「DBS 770 Ultimate」のオープン版、「DBS 770 Ultimate ヴォランテ」の写真を公開した。限定199台は、すでに完売している。

写真:アストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテ

◆770hpに強化された5.2リットルV12ツインターボエンジン

最終モデルでは、5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングし、ターボのブースト圧を7%引き上げるなどの変更を受けた。パワーカーブとトルクカーブを細かくチューニングすることにより、レスポンスや加速を高めた。V12のサウンドトラックとの融合により、ドライバーに圧倒的なパフォーマンスを感じさせることができる、と自負する。

これらのチューニングの結果、最大出力は770ps/6500rpm、最大トルクは91.8kgm/1800~5000rpmを獲得する。最大出力は『DBSスーパーレジェーラ』の725psから、45ps引き上げられた。アストンマーティンの市販車としては、これまでで最もパワフルという。

トランスミッションはZF製の8速AT。リアの機械式LSDを通じて、パワーは後輪に伝達される。さらに、8速ATは専用チューニングされ、シフトチェンジの時間を短縮した。0~100km/hを3.6秒で駆け抜け、最高速は340km/hに到達する。

◆剛性が引き上げられた足回り

アストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテアストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテ

ステアリングのレスポンスを向上させ、フィードバックのレベルを引き上げるために、新開発のソリッドマウントステアリングコラムを採用した。ドライバーが路面とのコンタクトを、いっそう楽しむことができるようにするのが狙いで、フロントタイヤの状態をドライバーに伝えることにより、自信を持ってタイヤのグリップを判断できるようにしているという。

フロントエンドの横方向の剛性は 25%引き上げられた。この剛性アップは、強化されたフロントクロスメンバーと、より厚いリアアンダートレイによって実現されている。全体的なボディのねじり剛性も 3%向上しており、バランスの取れたドライビングダイナミクスを実現しているという。

「アダプティブ・ダンピング・システム (ADS)」は強化された。独自のダンパーキャリブレーションと、ソフトウェアチューンによって、乗り心地を損なうことなくコントロール性を高めている

◆最終モデルらしい専用の内外装

アストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテアストンマーティン DBS 770 Ultimate ヴォランテ

エンジンの冷却と空力バランスを向上させるために、フロントスプリッター、ホースシューベント、リアディフューザーなどを新設計した。サスペンション、ステアリング、トランスミッション、アンダーボディ構造の改良により、フィーリングやレスポンス、俊敏性も高められている。ブレーキは、「カーボン・セラミック・ブレーキ(CCB)」が標準だ。ディスクのサイズは、フロントが410×38mm、リアが360×32mmとした。

カーボン製のウィンドスクリーンサラウンド、ドアミラーカバー、フェンダールーバーを標準装備した。新たに設計されたカーボンファイバー製シルエレメントは、ボディサイドを後方に向かって視覚的に低く見せ、バランスの取れたフォルムを強調している。

インテリアは、フルセミアニリンレザーにアルカンターラを組み合わせた「スポーツプラス」シートを標準装備した。オプションでパフォーマンスシートが選べる。専用のトリムも採用された。カーボンファイバー製パドルシフトも標準装備される。アストンマーティンのウィングエンブレムや、限定車であることを示すシリアルナンバープレートも、あしらわれている。

《森脇稔》

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