アルファロメオのSUV ステルヴィオ に設定、「クアドリフォリオ」100周年記念車は100台限り

V6ツインターボは最大出力がプラス10hpの520hpに

21インチのアルミホイールと金色のブレーキキャリパー

ダッシュボードに数字の「100」をステッチ

軽量素材でクラス最高のドライビングダイナミクスを追求

アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」(右)とクアドリフォリオのエンブレムを装着した最初のモデル、アルファロメオ RL
アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」(右)とクアドリフォリオのエンブレムを装着した最初のモデル、アルファロメオ RL全 10 枚

アルファロメオは4月13日、SUV『ステルヴィオ』に「クアドリフォリオ」設立100周年を記念して、「クアドリフォリオ100thアニヴェルサリオ」を世界限定100台限定で設定すると発表した。

◆V6ツインターボは最大出力がプラス10hpの520hpに

クアドリフォリオは、アルファロメオの高性能車部門として、1923年に設立された。四つ葉のクローバー、クアドリフォリオのエンブレムを装着した最初のモデルが、アルファロメオ『RL』で、1923年の「タルガ・フローリオ」を制した。

『ステルヴィオ・クアドリフォリオ100thアニヴェルサリオ』では、2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンの最大出力が、510hpから520hpへ強化された。なお、520hpのパワーを発揮するのは、欧州、英国、中国向けになる。

また、スポーツセダンの『ジュリア』最強の限定モデル『ジュリアGTA』のノウハウを生かした機械式セルフロッキングディファレンシャルを採用する。特別なチューニングにより、車の挙動とトラクションの向上、トルク伝達の最適化、コーナーでの安定性と俊敏性とスピードの向上を可能にしているという。

アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」

◆21インチのアルミホイールと金色のブレーキキャリパー

足元には21インチ光沢仕上げの5穴スポーツアルミホイールを採用し、新しい専用のゴールドブレーキキャリパーが装着される。同じ色を用いたクアドリフォリオ100周年記念エンブレムが、マッドガードに配された。

スポーティさを追加するために、グリルとドアミラーカバーは、カーボン仕上げに。ボディカラーは、ロッソ・エトナ、ヴェルデ・モントリオール、ネロ・ヴルカーノの3種類が用意される。

さらに、アルファロメオのデザイン部門の「チェントロ・スティーレ」が、記念のエンブレムをデザインしている。

アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」

◆ダッシュボードに数字の「100」をステッチ

室内は、ブラックとアルカンターラレザーの組み合わせに、ゴールドステッチがあしらわれた。インストルメントパネル、センタートンネル、ドアパネルには、カーボンによる3D仕上げが施される。ダッシュボードには、金色のクアドリフォリオのロゴの横に、数字の「100」がステッチされた。

ステアリングホイールは、レザーとアルカンターラで仕上げられ、ブラックのステッチとカーボンファイバーのインサートがあしらわれている。「テレスコピック」デザインを採用した新しいインストルメントパネルには、フルデジタルの12.3インチTFTスクリーンを装備した。あらゆる車両情報と自動運転技術に関するパラメータにアクセスすることができる。アルファロメオに共通する「Evolved(エボリューション)」、「Relax(リラックス)」、「Heritage(ヘリテージ)」の3つのレイアウトに加えて、専用の「Race(レース)」の設定が初登場した。

このRaceレイアウトでは、レブカウンター、スピードメーター、マニュアル走行時のシフトランプなどの基本情報が、センターディスプレイに集められる。また、レイアウトをカスタマイズし、パフォーマンスなどの追加情報をサイドダイヤルに配置することも可能だ。

アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」アルファロメオ・ステルヴィオ の「クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ」

◆軽量素材でクラス最高のドライビングダイナミクスを追求

フロントには、新しいアダプティブフルLEDマトリクスヘッドライトを採用した。このヘッドライトは、防眩機能とアダプティブドライビングビーム機能を備え、あらゆる状況で最適に照射しながら、エネルギーの節約、安全性の向上、ドライバーの目の疲れを軽減するという。

ドライブシャフト、ボンネット、スポイラー、スカートにはカーボンファイバーを、エンジンにはアルミなどの軽量素材を使用することで、クラス最高のドライビングダイナミクスを追求した、としている。

《森脇稔》

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