『Eクラス』新型、メルセデスベンツが最後の予告…実車は間もなく発表へ

フロントバンパー両サイドにもスターパターン

ダッシュボード全面がディスプレイに

『Zoom』で車内から会議に遠隔参加

メルセデスベンツ Eクラス 新型
メルセデスベンツ Eクラス 新型全 10 枚

メルセデスベンツは4月25日、ワールドプレミアを同日17時(日本時間4月26日深夜0時)に行う予定のミドルクラスセダン『Eクラス』(Mercedes-Benz E-Class)新型のティザー映像を公開した。

写真:メルセデスベンツ Eクラス 新型

◆フロントバンパー両サイドにもスターパターン

新型Eクラスは、何十年にもわたって顧客に愛されてきた伝統と、シームレスに統合されたデジタルラグジュアリーの新次元を兼ね備えているという。画期的な新技術によって、新型はEクラスの長い歴史において、最もインテリジェントでパーソナルなEクラス、と自負する。さらに、電動化も進めて、部分的なゼロエミッション走行も可能にする。

新型Eクラスの開発における目標のひとつが、デジタルカスタマーエクスペリエンスにおける新しいベンチマークを設定すること。スポーティ、高品質、デジタルの3つが、新型Eクラスのインテリアのキーワードになるという。

メルセデスベンツは、新型Eクラスの発表を控えて、最後のティザー映像を公開した。フロントグリルは、メルセデスベンツのスターパターン。フロントバンパー両サイドのエアインテークにも、スターパターンがあしらわれる。また、LEDヘッドライトは、3眼式となっているのが確認できる。

◆ダッシュボード全面がディスプレイに

新型については、すでにインテリアの写真が先行公開されている。新型Eクラスのインテリアのハイライトのひとつが、「MBUXスーパースクリーン」だ。助手席用スクリーンをオプションで装備した場合、MBUXスーパースクリーンの大きなガラスディスプレイが、ダッシュボード全面を覆う形になる。

新型では、ドライバー正面のデジタルディスプレイを、2つの表示スタイル(クラシックとスポーティ)と3つのモード(ナビゲーション、アシスタンス、サービス)によって、カスタマイズできる。「クラシック」スタイルでは、2つのダイヤル式メーターが配置され、車両関連の情報を含むさまざまなコンテンツが、2つのメーターの間に表示される。

「スポーティ」スタイルでは、ダイナミックにデザインされたレブカウンターがドライバー正面のデジタルディスプレイ中央に大きく配置され、アンビエント照明を含めて、室内の照明はレッドカラーで統一される。このアンビエント照明は、グリーンなど7種類のカラーテーマから選択することができる。

◆『Zoom』で車内から会議に遠隔参加

メルセデスベンツは Googleの「Place Details」へのアクセスを、新型Eクラスの車載インフォテインメントシステムで可能にする。営業時間、写真、評価、レビューなど、世界中の2億を超えるビジネスや場所に関する詳細情報を検索できるようにする。Place Details は、最新世代のMBUXを搭載する新型Eクラスで利用できるようになる予定だ。

また、メルセデスベンツのソフトウェア技術者は、サードパーティのアプリを、スマートフォンを介さず、車両に直接インストールできる新しいシステムを開発した。

例えば、ドライバーは、ビデオ会議アプリ『Zoom』を利用して、車内から会議に遠隔参加することができる。この時、室内のカメラを使う。新しいソフトウェアアーキテクチャによって、アプリは将来、迅速に車両に組み込まれるようになる、としている。

《森脇稔》

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