メルセデスベンツ『Eクラス』新型、ミディアムセダンの新基準を標榜…欧州で発表

「キャブバックワード」デザインを採用

「アバンギャルド」はフロントグリル中央にスリー・ポインテッド・スター

「MBUXスーパースクリーン」はダッシュボード全面がディスプレイ

メルセデスベンツ Eクラス・セダン 新型
メルセデスベンツ Eクラス・セダン 新型全 10 枚

メルセデスベンツは4月25日、ミドルクラスセダン『Eクラス』(Mercedes-Benz E-Class)の新型を欧州で発表した。ミディアムセダンの新基準を標榜している。

◆「キャブバックワード」デザインを採用

メルセデスベンツ Eクラス・セダン 新型メルセデスベンツ Eクラス・セダン 新型

新型『Eクラスセダン』は、クラシックな3ボックスサルーンのプロポーションを持つ。短いフロントオーバーハングと長いボンネットに続いて、グリーンハウスが大きく後退した。ホイールベースは2961mmと、従来型よりも20mm長い。

新型は、「キャブバックワード」デザインを採用した。均整のとれたリアオーバーハングによって、さらに丸みを帯びているように見えるという。ボンネットには、パワードームが付く。流れるようなCピラーは、ダイナミックな効果を発揮している。

新型のトレッドは、フロントが1634mm、リアが1648mm。最大21インチのフラッシュフィッティングホイールを装備している。ボディサイドの2本の独立したキャラクターラインは、スポーティなキャラクターを強調するものだ。

◆「アバンギャルド」はフロントグリル中央にスリー・ポインテッド・スター

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フロントグリルとヘッドランプの間には、ブラックパネルをあしらう。このハイグロスブラックのインサートは、メルセデス「EQ」のEVを彷彿とさせるものだという。立体的にデザインされたフロントグリルは、装備ラインに応じて、「プログレッシブ」または「クラシック」仕様になる。「アバンギャルド」仕様では、フロントグリル中央に、大型のスリー・ポインテッド・スターを配した。その他、シングルルーバー、クロームスターモチーフのグリル、クロームサラウンドが付く。

新型は、高性能なLEDヘッドライトを標準装備した。オプションの「DIGITAL LIGHT」はプロジェクション機能なしと機能付きが用意されている。すべてのヘッドライトが、昼夜を問わず特徴的なデザインを備える。デイタイムランニングライトは、眉毛のような形をしている。

リアには、2分割デザインのLEDテールライトを装備した。両方のライトユニットにある星のモチーフは、昼と夜で特別なデザインに。オプションで、乗員を歓迎したり、見送ったりするためのライトショーが選べる。2つのテールライトは、中央でつながる。これにより、トランクリッドのV字型デザインや後端のクロームトリムバーと同様に、リアエンドの幅が強調されている。

◆「MBUXスーパースクリーン」はダッシュボード全面がディスプレイ

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新型のインテリアのハイライトのひとつが、「MBUXスーパースクリーン」だ。助手席用スクリーンをオプションで装備した場合、MBUXスーパースクリーンの大きなガラスディスプレイが、ダッシュボード全面を覆う形になる。

新型では、ドライバー正面のデジタルディスプレイを、2つの表示スタイル(クラシックとスポーティ)と3つのモード(ナビゲーション、アシスタンス、サービス)によって、カスタマイズできる。「クラシック」スタイルでは、2つのダイヤル式メーターが配置され、車両関連の情報を含むさまざまなコンテンツが、2つのメーターの間に表示される。

「スポーティ」スタイルでは、ダイナミックにデザインされたレブカウンターがドライバー正面のデジタルディスプレイ中央に大きく配置され、アンビエント照明を含めて、室内の照明はレッドカラーで統一される。このアンビエント照明は、グリーンなど7種類のカラーテーマから選択することが可能、としている。

《森脇稔》

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