新世代スマート、電動SUVクーペでラインナップ拡大…上海モーターショー2023

前面空気抵抗を示すCd値は0.27

メルセデスベンツのグローバルデザイン哲学をよりスポーティに解釈

12.8インチのセンタースクリーン

中国に続いて2024年前半に欧州市場で発売予定

スマート #3(上海モーターショー2023)
スマート #3(上海モーターショー2023)全 10 枚

スマート(Smart)は4月18日、ブランド初のSUVクーペ『スマート#3』を、上海モーターショー2023で初公開した。

◆前面空気抵抗を示すCd値は0.27

スマート#3は、『スマート#1』に続く新生スマートブランドの第二弾モデルだ。スマート#3は、スポーティでアバンギャルドなデザインを備えたオールエレクトリックのSUVクーペになるという。

スマート#3では、パフォーマンスを向上させるために、高度なエアロダイナミクスを追求する。フロントには、「AGS(アクティブ・グリル・シャッター)」、エアカーテン、エアロホイールを採用する。

リアには、ディフューザーとスポイラーを装備した。さらに、スマート#3 には、エアロダイナミックミラー、隠されたドアハンドル、最適化されたアンダーボディがあり、前面空気抵抗を示すCd値は0.27になるという。

スマート #3スマート #3

◆メルセデスベンツのグローバルデザイン哲学をよりスポーティに解釈

デザインは、最新のコネクティビティを維持しながら、メルセデスベンツのグローバルデザイン哲学をよりスポーティに解釈したものだ。シームレスで滑らかなラインとアスレチックな曲線によって構成され、空力性能を向上させることを目指している。

フロントでは、スリム化された「Cyber Sparks」LEDヘッドライトを、特徴的な「シャークノーズ」とAデザインのワイドグリルと組み合わせた。ボディサイドでは、ツートーンのルーフが、引き締まった弓のようなラインと融合し、滑らかでスポーティなファストバックシルエットを生み出している。

リアは、スポイラー、Cピラー、バンパー、フェンダーがモダンな曲面を作り出した。ピクセル化されたテールライトを装備している。

スマート #3スマート #3

◆12.8インチのセンタースクリーン

インテリアでは、コックピットのエアダクトを、タービンを連想させる円形デザインとし、スポーティさを追求した。ダッシュボードでは、12.8インチのセンタースクリーンを、高い位置に配置されたコンソールに組み込んでいる。

ヘイロールーフからの自然光に、マルチカラーのアンビエントライティングからの人工照明を組み合わせて、開放的なインテリアの雰囲気を演出している。 長いホイールベースのおかげで、スマート#3は広々としたインテリアを備えているという。ヘッドレスト一体のシートを装備した。インフォテインメントシステムには、13スピーカーの 「Beats Soundsystem」が付く。

スマート#3のボディカラーには、鮮やかなフォトンオレンジメタリック、近未来的なマット塗装のエレクトリックブルーなどをラインナップした。インテリアには、新色のヴィブラントブラウンなど、エキサイティングなカラーを用意している。

◆中国に続いて2024年前半に欧州市場で発売予定

スマート#3は中国に続いて、2024年の前半にヨーロッパ市場で発売する計画だ。ヨーロッパ市場向けのスマート#3の詳細については、後日発表される予定。

スマートは今後も製品ラインナップを拡大し続ける。さまざまな顧客のグループやライフスタイルに最適な複数のモデルを用意していく、としている。

《森脇稔》

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