EVカーシェアで温室効果ガス排出が21%低減…REVEXと東京都市大の共同研究

使用電力による使用段階の比較
使用電力による使用段階の比較全 2 枚

REXEVは、東京都市大学・伊坪研究室(当時)との共同研究で「EV(電気自動車)を用いたカーシェアリングの環境影響評価」について、同社のカーシェアサービス「イーモ」の利用で、自家用ガソリン車、自家用EVと比べて21%の温室効果ガス(GHG)排出量低減の効果を確認した。

研究では、「イーモ」の一次データを用いてCFP(カーボンフットプリント)を実施し、その環境側面から見た特徴を定量的に分析した。「イーモ」で、ステーション29カ所と日産のEV「リーフ」47台を対象に、車両導入時から2022年3月末までの車両製造から使用段階までのCFPを算定した。このうち8ステーションは再生可能エネルギーでEVを充電している。

調査の結果、使用電力を再生可能エネルギーに変更することで、使用段階の約78%のGHG排出量を削減できることが明らかになった。また、アンケート調査から、自家用車の買い控えなどで、車両製造におけるGHG排出量を約8%削減に寄与する。サービス全体としては、自家用のガソリン車だけでなく、自家用EVと比較してもGHG排出量を21%低減することに寄与する結果となった。

同社では今後、企業や自治体の社用車、公用車のEVシフトや様々なシェアリング形態のサービスを提供することで、EVの普及を進め、GHG削減につなげていく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る