パブリカやプレジデントなど同乗体験が人気…関東工大クラシックカーフェスティバル

関東工業自動車大学校クラシックカーフェスティバル
関東工業自動車大学校クラシックカーフェスティバル全 53 枚

埼玉県鴻巣市の関東工業自動車大学校で4月29日、「関東工大クラシックカーフェスティバル」が開かれ、懐かしの名車180台が集結。恒例の同乗体験などが行われた。

2015年から始まったイベントで、新型コロナの影響で3回中止をはさみ昨年少数で再開、今年は規模が例年に近いものとなった。

「見る・乗る・体験する」をテーマに、クラシックカーを見学するだけでなく、同校のテストコースを往年の名車に同乗して体感できるというのがこのイベントの魅力だ。

この日は3回に分けて同乗体験が行われた。スバル『R-2』やトヨタ『パブリカ コンバーチブル』、日産『プレジデント』、ホンダ『アクティ クローラ』、メルセデスベンツ『500SL』など、見ることはできてもなかなか乗ることのできないような希少車に来場者の列ができて大人気に。

栃木から訪れたという高校2年生はデロリアン『DMC-12』に同乗。「天井が低くて、背の高いアメリカ人が乗れるのかなと思いました。でもシートがふかふかで高級感がすごい。新鮮な体験でした」と嬉しそうだった。

両親に連れられて新潟からやって来たという小学6年生も次から次へと同乗体験。ダットサン『フェアレディ』のオーナーにはマニアックな質問をして感心させられていた。「レアな車が結構あってたくさん乗れました。オーナーさんからも色々と説明してもらい良かったです」と満足顔だった。

また構内では、シボレー『コルベット』の誕生70周年に合わせ、『C1』から『C8』まで歴代のモデルが集まった。「スティングレイ」と呼ばれるようになった2代目の『C2』のオーナーは、「25歳で無理して初めて買った車」という。「歳をとったらなかなか運転できなくなるような車なので、買えるうちに買いました。エアコンやパワステなどは無くて苦労することはありますが、スタイルやダッシュボードなどほかにはない魅了があります」と話した。

この日驚いたのは、愛媛県から下道で車中泊しながらやって来たという、1970年式の360cc、スズキ『フロンテ』。こうした各地でのイベント参加が「定年後の楽しみのひとつ」だといい、この後はさらに北上して青森の旧車イベントへと向かうのだとか。往復3000kmの車中泊の旅を続けるという。

埼玉トヨタやコーンズモータース、関東マツダなどの出店やダンス、ミニライブなどもあり、校内は終日にぎわった。

《嶽宮 三郎》

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