睡魔対策、どうする? 中高年は「休憩」、若年層は「歌う」

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セゾン自動車火災保険は、「自動車の運転に関するイライラや困りごとなどの実態」について調査を実施。ドライブ中の睡魔対策に年代別の違いがあることが明らかになった。

調査は自動車を運転する機会のある全国の18歳以上の男女を対象に2023年3月、インターネットアンケートで実施。男女974人(男性478人、女性496人)から得た有効回答をまとめた。

まず、運転中イライラしがちなシチュエーションに関して質問したところ、「イライラすることはない」と回答した人は9.4%のみ。90%以上の人がさまざまなイライラするシチュエーションを回答した。最も多かったのは「渋滞に巻き込まれ、なかなか進まない状況」(53.8%)。僅差で2位となったのは「周囲の車の挙動」(53.7%)。以下、「路上駐車車両が邪魔なとき」(39.7%)、「毎回赤信号に引っかかるとき」(33.0%)、「道を間違えてしまったときや迷ってしまったとき」(28.3%)が続いた。

次に運転中に困るシチュエーションについて尋ねたところ、こちらも90%以上の人がさまざまな困りごとを回答した。具体的な運転中の困りごとで最も多かったのは「急にトイレにいきたくなったとき」(44.9%)。次に多かったのは、「駐車場がなかなか見つからない時」(44.7%)。以下、「ガソリン残量が少ないが、ガソリンスタンドがなかなか見つからないとき」(29.8%)、「細い道に入り込んでしまったとき」(29.7%)、「道に迷ってしまったとき」(29.2%)が続いた。

困りごとではないが、運転の大敵となるのは「睡魔」。重大事故につながりかねず、絶対に避けなければならないが、どうしても眠くなってしまうことはあるもの。そこで睡魔に襲われたときの対処法を聞いたところ、よく睡魔対策として挙げられる「コーヒーを飲む・ガムを噛む」(53.0%)がトップ。半数以上の人が実践していることがわかった。2位は「車をどこかに停めて仮眠する」(42.4%)。以下、「窓を開けたり、エアコンを効かせて車内の温度を下げる」(41.7%)、「同乗者としゃべって気を紛らす」(28.4%)、「歌を歌うなど、声を出す」(25.9%)が続いた。ただ、年代別に見てみると、若年層に限っては停車して仮眠する行動を取るは他年代と比べて少なく、その代わりに「歌を歌うなど、声を出す」人が多くいる。昨今は「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉にも注目が集まっているが、若年層ほど休憩時間を取るよりも時間を消費しない、タイパ重視の対応を取るのかもしれない。

最後に、長距離・長時間ドライブを楽しむための工夫について質問したところ、「好きな音楽を聴く」(63.7%)が圧倒的多数を占めた。2位は「ラジオを聴く」(24.9%)だったが、音楽再生手段の多様化、音響の充実化などもあり、1位の「音楽を聴く」とは大きく差が開く結果となった。「好きな歌を歌う」(21.6%)が3位となったが、特に若年になるにつれその割合は高い。眠気を覚ますためにも歌い、楽しむためにも歌う、そんな若年層が増えているようだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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