ヤマハ『ブースター』の名前が新型eバイクとして復活!フル電動のモペッド版は時速45kmで走行可

制限速度はブースター・イージーが25km/hでブースターは45km/h

20インチ×4インチのファットタイヤを装着

モーターは最大トルク7.6kgmを発生

1回の充電での航続は最大120km

直感的に操作できるユーザーインターフェース

ヤマハの新型電動自転車『ブースター』と『ブースター・イージー』
ヤマハの新型電動自転車『ブースター』と『ブースター・イージー』全 28 枚

ヤマハ発動機は5月3日、新型電動アシスト自転車の『ブースター・イージー』と、そのフル電動版の『ブースター』を欧州で発表した。

写真:ヤマハ・ブースター と ブースター・イージー

両車は、デザインやテクノロジー、軽量シャシーを共有している。違いは性能。ブースター・イージーの制限速度は25km/hで、電動アシスト自転車(eBike)に分類される。一方、ブースターは制限速度が45km/hで、電動モペッド(S-pedelec)に分類される。

◆往年の50ccスクーターの名を復活

ヤマハの新型電動モペッド『ブースター』ヤマハの新型電動モペッド『ブースター』

両ブースターは1980~1990年代にかけて、欧州の若いユーザーに支持されたヤマハの50ccスクーター、ブースターの名称を復活させたモデルだ。ヤマハが1988年、日本で発売したスクーター、『BW'S(ビーウィズ)』が日本での生産終了後、欧州子会社のMBKに金型が譲渡された。その後、欧州でのBW'Sの現地生産車に、ブースターの名前が付された。

欧州で名称が復活した両ブースターは乗って楽しく、メンテナンスが簡単で、あらゆる年齢層の顧客がターゲットだ。現代的でミニマルなデザインが特長。小型・軽量のヤマハ製ドライブユニットを搭載し、シームレスなパワーを発揮するという。都市に住み、働き、遊ぶ新しい世代が、大都市のあらゆる場所に簡単にアクセスできるようなモデルを目指している。

◆20インチ×4インチのファットタイヤを装着

ヤマハの新型電動アシスト自転車『ブースター・イージー』ヤマハの新型電動アシスト自転車『ブースター・イージー』

フロントには、ヤマハ独自のフォークカバー、フロントプレートカバー、フロントマッドガード、スーパーノヴァ製ヘッドライトを採用した。また、チェーンカバーやエンジンカバーも装備する。リアにキャリアを装備することで積載スペースも確保した。調整可能なシートやLEDライトも装備している。

20インチ×4インチのファットタイヤを履き、荒れた路面でも優れたグリップ力を発揮するようにした。衝撃吸収性の高いハイプロファイルタイヤとともに、スムーズなフロントサスペンションが段差を吸収する。また、アルミダイキャスト製フロントセクションを採用した強固でシンプルなUフレームデザインは、低重心で扱いやすいという。

◆モーターは最大トルク7.6kgmを発生

ヤマハの新型電動モペッド『ブースター』ヤマハの新型電動モペッド『ブースター』

両ブースターには、電動アシスト自転車で30年以上の実績を持つヤマハの最新モーター「PWシリーズS2」を搭載している。「LESS IS MORE」を理念に開発されたPWシリーズS2モーターは、静粛性に優れ、重量は2.85kgと軽量かつコンパクトだ。

最大トルク7.6kgmを発生するPWシリーズS2モーターは、クラス最高レベルのトルクウェイトレシオを持ち、スムーズで自然な加速をもたらす、と自負する。シームレスなパワー伝達に加え、クラストップレベルの電子制御技術により、楽しく快適なライディングを実現するという。

また、坂道や向かい風など、必要に応じてパワーアシストを行う「オートマチックサポートモード」を採用した。歩行者天国など、走行が禁止されている場所でも、簡単に車両を押すことができる「ウォークアシストモード」を搭載している。

◆1回の充電での航続は最大120km

ヤマハの新型電動モペッド『ブースター』ヤマハの新型電動モペッド『ブースター』

PWシリーズS2ドライブユニットに電力を供給する36Vバッテリーは、蓄電容量が630Wh。バッテリーの充電は、その場でも、ユニットを取り外した場合でも、リモートで行うことが可能だ。

ブースター・イージーには、下り坂ではペダルのみで速く走れる「ZERO」モードを選択できる。「+ECO」、 「ECO」、「STD」、「HIGH」、「AUTO」の合計5種類のモードがあり、ライダーは地形や走行距離に応じて、設定を切り替えることができる。体重75kgのライダーが乗った場合、+ECOモードでは最大120km、HIGHモードでは最大60kmの航続を可能にしている。

一方、ブースターは、欧州では電動原付(L1e)に分類され、ライダーにはAM免許と保険が必要になる。+ECO、ECO、STD、HIGH、AUTOの各モードが選択できる。体重75kgのライダーが乗った場合、航続は+ECOモードで最大110km、HIGHモードで最大50kmになる。

◆直感的に操作できるユーザーインターフェース

ディスプレイに、バッテリー残量、速度、アシストモード、予想航続、時計、走行距離、消費カロリー、時間などの情報を表示する。また、スマートフォンをBluetooth接続することで、フィットネスアプリやナビゲーションアプリが利用できる。

ブースター・イージーには、1.7インチ液晶ディスプレイ付きインターフェース「Display A」を採用する。スピードメーター、バッテリー残量表示、アシストモード、トリップメーター、オドメーター、航続を表示することができる。

また、ブースターには、「Display C」と呼ばれるマルチファンクションフルカラーTFTインターフェースを搭載している。

現時点で日本での発表・発売などの計画は明かされていないが、このデザインとスペック、期待せずにはいられない。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  2. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  3. 純正の配線につなぐだけ、三菱『デリカミニ』日産『ルークス』用「アイドリングストップキャンセラー」発売
  4. BYDの軽EV『ラッコ』、発売1週間で741台を販売 東福寺社長「12月末までに1万台に」
  5. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る