大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロントリテイリングは、イグニション・ポイントベンチャーパートナーズと共同で運営するファンドを通じて、電動マイクロモビリティシェアサービスを展開するLuupに出資する。
Luup(神戸市内)
J. フロントリテイリングは今回の出資に伴ってLuupとともに、グループが運営する百貨店や不動産を展開するエリアに、電動キックボードなどの電動マイクロモビリティを貸し出す「ポート」を整備する。インバウンドや高齢者の移動の利便性を高め、新たな賑わいを創出する街づくりに取り組む。店舗をエリアの核とした回遊性・利便性の向上を図る。
電動マイクロモビリティは、短距離なら便利に快適に移動することを可能にし、エリアの賑わい創出や街づくりに大きく貢献する可能性がある。
Luup(東京駅前)J.フロントリテイリングはLuupの「新しい街づくり」を行うというミッションのもと、高齢者を含め、誰でも安全に乗ることができる新しい機体の開発を検討していることや、安全性向上と正しいルールの啓発に取り組む姿勢に共感、出資を決めたとしている。出資額は非公表。