JR西日本もカメラとAIで人物検知…広島地区の227系1編成で検証 2024年度に実用化を見極め

車載カメラによる画像解析の検証が行なわれる広島地区の227系0番台。
車載カメラによる画像解析の検証が行なわれる広島地区の227系0番台。全 3 枚

JR西日本は5月19日、車両側面に搭載したカメラを利用した画像解析装置の開発・検証に着手すると発表した。

【画像全3枚】

同社では2022年1月から、ワンマン運転線区における地上設備の削減を視野に227系近郊型電車0番台の車両側面に設置したカメラを利用した安全確認手法を山陽本線・福山~徳山間、可部線(横川~あき亀山)、呉線(三原~海田市)で検証してきた。

今回は、さらにカメラが捉えた映像を人工知能(AI)を利用してリアルタイムに解析。車両側面から一定範囲に人物が接近した場合に運転士へ通知し、車載モニターに表示する手法が検証される

同様の検証はJR東海が315系通勤型電車を使用して6月から関西本線・名古屋~亀山間の営業列車で行なうとしているが、JR西日本では6月以降に227系0番台1編成を使用して山陽本線・福山~新山口間や可部線、呉線で実施。2023年度中に検知精度を検証の上、2024年度に実用化へ向け見極めを行なうとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 衝突試験、1回の費用はおいくら? ホンダ栃木四輪開発センターで見学
  5. ホンダ『プレリュード』新型、気になるライバルたち
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る