ヒョンデが『アイオニック5』をアップデート、カーライフサポートプログラムも無償付帯

ヒョンデ アイオニック5ラウンジAWDリミテッドエディション
ヒョンデ アイオニック5ラウンジAWDリミテッドエディション全 31 枚

ヒョンデモビリティジャパンは、ヒョンデブランドデイを一部報道陣向けに開催し、『アイオニック5』のアップデートや新たなサービスプログラムを発表した。

【画像全31枚】

◆タイムレスと進化するデザインの最定義

まず初めにヒョンデのデザインに関する考え方を説明するのは、ヒョンデモビリティジャパンR&Dセンターデザインチームの占部貴生氏だ。

「ヒョンデのクルマはチェスの駒のようにそれぞれが違う形、役割を持っているが、それぞれがひとつのチームを構成する大事な一員だ。私たちはこれをヒョンデルックと呼んでいる」と話す。そして、「各車独自のテーマを与えられ、ライナップ全体を豊かなデザインで表現。それはお客様のライフスタイルを反映し、個々のクルマのエモーショナルな価値を高めることにつながっている」と述べる。

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そしてヒョンデ初のEV専用車である『アイオニック5』をデザインすることは、「EV専用のサブブランドとして、アイオニックのデザインフィロソフィーを構築することでもある。アイオニックの4つのキーワード、インスパイアード・バイ・イノベーション、エモーショナル・エフィシェンシー、ライフスタイルデザイン、パラメトリックピクセルは、アイオニック5から6、7へと今後のアイオニックブランドのデザインDNAとして受け継がれていく」という。

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そしてアイオニック5のテーマは、「タイムレスと進化するデザインの再定義だ」と占部氏。そういったことを踏まえ、日本発売1周年を記念したアイオニック5ラウンジAWDリミテッドエディションが発表された。

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「アイオニック5の先進的なデザインをより訴求するため、リミテッドエディションにはデジタルサイドミラーを採用」。エクステリアのデジタルサイドカメラには、ブラインドスポットインジケーター、ターンシグナル等の機能をコンパクトに統合し、「アイオニックのデザインテーマでもある、パラメトリックピクセルをまとった先進的なデザインとしている」と述べる。

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室内のディスプレイには6インチの有機ELディスプレイを採用し、「メーターやナビなどのセンタースクリーンを同じ高さにレイアウトすることで、スムーズな視線移動を促す視認性を高めている」。そのデザインも、「リビングルームコンセプトにマッチするもの」と説明。

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◆自然との親和をテーマに

このリミテッドエディションにはボディーカラーは2種類用意された。ルシードブルーパールとアトラスホワイトマットだ。ルシードブルーパールは、「クラリティ、明瞭さを表現。北極や南極の澄んだ空と清らかな風、凛とした青空をイメージしたニュートラルブルーだ」と占部氏。

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そしてアトラスホワイトマットは、「クリーン&エアレイ。日本のお客様に好評のアトラスホワイトのマット、つや消し仕様だ。つや消しにすることで、より新鮮なイメージを強調している」という。

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インテリアには新たにダークティールグリーンとライトグレーのコーディネーションを設定。「落ち着いたグリーンのアッパーに、明るいグリーンをロアー部分やシートに採用した上質なインテリア」に仕上がっているという。グリーンのアッパー部分には、「アンバーのステッチを施し、シートにはアンバーとブラックを交互に組み合わせた柄のパイピングをあしらって特別な空間を演出。アッパー色のダークティールグリーンは、韓国南部の済州島の緑豊かな自然から発想を得ており、それに合わせるライトグレーは、同じく韓国南部を流れるソムジンガンという川の岸辺の小石をイメージしている」とのことだった。

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このように、「アイオニック5のデザインチームは、自然界に存在する様々な色からインスピレーションを得ている。“自然ほど美しい色を見せるものはないとはアイオニック5のカラーデザイナーの言葉だ。アイオニックのカラーデザインは、その高い環境性能で先進性のみを示すのではなく、自然との親和をテーマに開発されている」と述べた。

また、アイオニック5には様々なサスティナブルマテリアルが採用されている。ホーンカバーやスイッチなどには菜の花とトウモロコシの成分を活用したバイオペイントで塗装。本革シートの加工には亜麻仁油を使用して環境負荷を抑えている。メーター横の磁気パッドや天井のシーリング、カーペットなどにはサトウキビから抽出した繊維を用い、シートやドアトリムに使用されている糸は、ペットボトルからリサイクルされたものを採用するなど、アイオニック5には、「多くのエコフレンドリーな素材が使われている」と説明。

最後に占部氏は、「環境に配慮した素材と、私たち環境保護への取り組みにより皆様の生活の質を向上させるだけでなく、私たちを取り巻く環境に目を向けるきっかけになることを信じている」とコメントした。

ヒョンデモビリティジャパンR&Dセンターデザインチームの占部貴生氏ヒョンデモビリティジャパンR&Dセンターデザインチームの占部貴生氏

◆ユーザーの声を踏まえたアップデート

ここからはアイオニック5のアップデートとリミテッドエディションについて、より詳細にヒョンデモビリティジャパンシニアプロダクトスペシャリストの佐藤健氏に語ってもらおう。

「私たちはこの1年間も、お客様の声に耳を傾けてきた。それらを踏まえこの度、新たなAWDグレードの設定や人気のマット色の追加、さらにはブーストチャージングモードの採用など、アイオニック5発売以降初めての商品アップデートを行う」と今回のアップデートがユーザーの声を踏まえたことを強調する。

まず既存のヴォヤージュグレードにAWD仕様を追加。「よりリーズナブルな価格で2モーターの力強さやAWDの走行安定性をお楽しみいただけるモデル」と紹介。

また充電出力を一時的に高めるブーストチャージングモードと、急速充電施設を目的地に設定すると、あらかじめバッテリー温度を高めるバッテリープレコンディショニングシステムといったお客様の声に応える商品アップデートを行った」と佐藤氏。

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そしてアイオニック5初の限定車、ラウンジAWDリミテッドエディションを100台限定で発売。先進のデジタル技術や運転支援機能を満載した最上位グレードであるラウンジAWDをベースモデルとして、専用のエクステリアカラー、インテリアカラーをラインナップ。さらに最新のデジタル映像技術を使ったデジタルサイドミラーシステムを特別装備として採用した(リミテッドエディション限定装備)。

アイオニック5には既に右左折時にウィンカーを点灯させると車両側方の映像をモニターパネル内に投影するブライアンドスポットビューモニターを装備。それに加えて、このデジタルサイドミラーシステムは、「見えない部分、いわゆる死角を圧倒的に排除できるシステム」と佐藤氏。まず左右の視野角は従来のミラーに比べて、「11度広くなり、車両の側方から約29度の範囲を見ることが可能」とする。また、このカメラのシステム自体はドアミラーの筐体に比べ小さいことから、「ドアミラー自体の影となって見えない部分が減少。同時に走行時の空力性能の改善にも寄与している」という。

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さらに、映像技術であることのメリットを生かし、シフトをリバースにポジションした際には、自動でズームアウトして画角が広がり、「より広い範囲の安全を確認できるようになる」とのことだ。また、車線変更の際には後続車両との距離が分かるように、後方約3mの位置に赤い線、12mの位置にオレンジ色の線を表記するなど、「従来のドアミラーでは不可能な新たな機能を追加し、より見える化を促進している」と述べる。

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映像を映し出すモニターは有機ELディスプレイを採用。「夜間などでもくっきりした画像で安全を確認することが可能。また、カメラのレンズ自体は、筐体の奥まった場所に配置され熱線も装備されているので、雨天でも雨滴の影響を受けにくく、クリアな映像を映し出す」とし、「夜間や雨天でも周囲の安全を確認でき、安心してドライブを楽しめる」という。

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佐藤氏は、「最上位グレードであるラウンジAWDに、先進の映像テクノロジーを活用したデジタルサイドミラーシステムを搭載したいまだけの限定車がこのリミテッドエディション。誰にも似ていないユニークなデザインと先進のテクノロジー、これらが融合した最新のアイオニック5だ」と述べた。

ヒョンデモビリティジャパンシニアプロダクトスペシャリストの佐藤健氏ヒョンデモビリティジャパンシニアプロダクトスペシャリストの佐藤健氏

◆ヒョンデのおもてなしプログラム

もうひとつ、今回のポイントは新たなサービスプログラムだ。

ヒョンデモビリティジャパンセールスダイレクターの松本知之氏によると、「従来型のディーラー経由での販売ではなく、お客様が直接オンラインでメーカーから購入する方式で日本での販売がスタート。そのときから、メーカーダイレクトだからこそできることはなにかを考え続けてきた。また、ユーザーのSNSで投稿されているヒョンデのある楽しい暮らしの写真などを見るにつけ、購入後の長い付き合いとなるカーライフにしっかりと焦点を当てて、お客様に感動や安心や驚きをお届けしたいという思いが大きくなった」と今回のプログラム導入の背景を語る。

ヒョンデモビリティジャパンセールスダイレクターの松本知之氏ヒョンデモビリティジャパンセールスダイレクターの松本知之氏

その思いから生まれたのが、ヒョンデアシュアランスプログラムだ。

アシュアランスとは、「ヒョンデが北米などでもお客様に安心のカーライフをお届けするブランドを象徴するプログラムに用いてきた言葉。アシュアランスという言葉に、クルマに対する安心、自信、そして革新を感じていただきたいという思いを込めている」という。

ヒョンデアシュアランスプログラムは、「新しい時代のカーライフへのヒョンデの約束だ」と松本氏。アイオニック5全グレードに無償標準付帯する。

中身は大きくヘルスケアとスタイルケアの2つに分かれている。ヘルスケアについて松本氏は、「車検や毎年の法定点検はクルマの健康状態をチェックし、安心してカーライフを送る上で欠かすことのできないもの。しかし一方で、点検にかかる費用や、どのお店に点検に出すべきかは悩みの種になる。そこをヒョンデは変えたい。1年目、2年目の法定点検基本料金はもちろん、3年目の車検基本料金、またそれに伴う完成検査費用、継続登録費用まで無償で提供する。さらに、3年目の車検時には、電気自動車にとって心臓部である高電圧バッテリーの性能維持に非常に大切な役割の、電気自動車専用のバッテリークーラントの交換も無償で専門のトレーニングを受けた整備ネットワークで対応する」と説明。

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このプログラムは、「これからオンライン注文するアイオニック5はもちろん、昨年5月の販売開始以降に購入された全てのクルマに無償で付帯し、全てのお客様にストレスフリーでスマートなカーライフをお楽しみいただけるものと確信している」と述べる。

さらに、本年4月以降に注文したクルマを対象にスタイルケアとしてボディープロテクションサービスを無料で付帯する。登録後3年間、バンパー、ドアミラー、フロントガラス、タイヤについて1年につき1アイテム最大10万円分までヒョンデが修理費用を負担するものだ。「オーナーにとって傷や損傷、その修理もまた大きな悩みの種だ。ヒョンデはその悩みや不安を解消し、いつも気持ちよくカーライフを楽しんでいただきたいという思いで発想した画期的なサービス」と説明し、ヒョンデアシュアランスプログラムは、「新車感覚で楽しいカーライフを過ごしてもらえるように作り上げたヒョンデのおもてなしプログラムだ」とコメント。

Style CareStyle CareStyle CareStyle Care

そして「今回の発表内容は、我々の初めの一歩と捉え、今後お客様の様々なニーズを把握しながら、さらにプログラムを継続的に進化させていく予定だ。今後もお客様とより一層強い信頼関係を築けるようヒョンデは邁進していく」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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