ブガッティの究極のロードスター、最高速420km/hの『ミストラル』…ヴィラデステ2023

間もなく生産を終えるW16気筒エンジンは最大出力1600ps

テールランプはハイパーカー『ボリード』のX字がモチーフ

ヘッドレスト後方にカーボン製エアインテーク

ブガッティ W16 ミストラル
ブガッティ W16 ミストラル全 10 枚

ブガッティは5月22日、新型ロードスター『W16ミストラル』(Bugatti W16 Mistral)を、イタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ2023」に出展した、と発表した。

写真:ブガッティ W16 ミストラル

◆間もなく生産を終えるW16気筒エンジンは最大出力1600ps

車名の「W16」とは、2005年に『ヴェイロン』に初搭載され、その後、『シロン』などに受け継がれてきたW16気筒エンジンを意味している。このW16気筒エンジンが、間もなく生産を終える。W16ミストラルは99台のみが生産され、価格は500万ユーロ(約7億円)。2024年から納車が開始される予定だが、99台はすでに完売している。

W16ミストラルの8.0リットルW16気筒+4ターボエンジンは、シロンの最強グレード、「スーパースポーツ300+」譲りだ。ターボチャージャー、オイルポンプ、バルブトレイン付きのピストンなどにチューニングが施されており、最大出力は1600ps、最大トルクは163kgmを引き出し、最高速420km/hの性能を可能にしている。

ブガッティがこれまで送り出してきたロードスターの中で、最後のモデルとなっていたのが、『ヴェイロン16.4グランスポーツ・ヴィテッセ』だ。最大出力1200psを発生する8.0リットルW16気筒+4ターボエンジンを積む同車が2013年、408.84km/hというオープンカーの世界最高速記録を打ち立てた。W16ミストラルは再び、世界最速のロードスターになることを目標に掲げている。

◆テールランプはハイパーカー『ボリード』のX字がモチーフ

ブガッティ W16 ミストラルブガッティ W16 ミストラル

W16ミストラルには、V字型フロントガラスを採用した。Aピラーを包み込むように見える湾曲したフロントガラスは、サイドウィンドウにシームレスにつながり、バイザー効果を生み出すという。このフロントガラスは、ドライバーの視界を遮ることなく湾曲しており、丸みを帯びたバイザーデザインを実現している。

専用設計のヘッドライトは垂直に配置され、ブガッティの馬蹄形グリルはより立体的にデザインされた。テールランプは、ハイパーカーの『ボリード』のX字のリアデザインをモチーフにしている。

W16気筒エンジンに充分な空気を取り込むために、サイドのオイルクーラーインテークは、乗員のすぐ後ろのルーフ上のエンジンエアンテークから離れてレイアウトされた。ルーフと一体設計の2つの大型エアインテークは、毎分およそ7万リットルの空気をエンジンに送り込む。また、このエアインテークのデザインは、『タイプ 57 ロードスター・グランドレイド』と、『ヴェイロン 16.4 グランスポーツ』に敬意を表しているという。

◆ヘッドレスト後方にカーボン製エアインテーク

ブガッティ W16 ミストラルブガッティ W16 ミストラル

インテリアには、軽量なチタン、ソリッドブロックから削り出されたアルミ、柔らかいレザーなどを使用した。ドアパネルには、複雑な織りパターンのレザーをあしらう。

また、アルミから機械加工されたシフトレバーの中には、創業者の弟、レンブラント・ブガッティの彫刻作品「Dancing Elephant(踊る象)」が配されている。

ヘッドレスト後方のエアインテークは、万一の横転時、車両の全重量を支えることができる強固なカーボンファイバー構造とした。この新しいインテーク配置により、スロットルオン時の低くてパワフルなインテークノイズと、スロットルリフト時の4つのターボチャージャーからのブローオフバルブ音が強調される、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『エスティマ』が“走りのミニバン”として復活か…アルファードと棲み分けは
  2. 700馬力の『GRカムリ』爆誕!? トヨタ最強セダンの可能性
  3. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  4. マツダ『CX-5』新型、RAV4やエクストレイルとどう違う? ライバル比較
  5. 2026年上半期国内新車販売、ホンダ『N-BOX』5年連続首位、日産『ルークス』ベスト10入り[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  2. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  3. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
ランキングをもっと見る