JR東海、JR西日本、JR九州は5月30日、新幹線のネット予約・チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の発売額を秋を目途に改定することを明らかにした。
これは、新幹線と宿泊や交通手段、観光プランなどをシームレスに予約できる「EX-MaaS」（仮称）の導入や、乗車日約1年前からの指定席予約を可能にするなど、一層のサービス充実を図るためとしており、新たに早期割引の「EX早特28ワイド」が設定される。
改定後の発売額は、エクスプレス予約の「EX予約サービス」（往復割引を含む）、「e特急券」については普通車自由席を据え置くものの、普通車指定席とグリーン車は所定運賃・料金からの割引を縮小。シーズン別の料金が設定され、『のぞみ』『みずほ』を利用する場合は一般の特急券と同じ加算額が適用される。
スマートEXの「スマートEXサービス」（往復割引を含む）については、東海道新幹線または九州新幹線で完結する利用については据え置かれるが、山陽新幹線に跨る利用の場合は、『のぞみ』『みずほ』の普通車指定席またはグリーン車の加算額を一般の特急券と同額とする。
このほか、「EX予約サービス」「スマートEXサービス」では東京～品川間、京都～西明石間の各駅相互間の利用を対象に鉄道駅バリアフリー料金として10円が加算される。
「EX早得28ワイド」は乗車日の28日前までに東京・品川・新横浜～名古屋・京都・新大阪間の『のぞみ』普通車指定席が対象で、所定の運賃・料金より1600～2490円割安となる。席数限定で発売され、予約後の変更は不可。大人用のみで、年末年始やゴールデンウィーク、お盆の繁忙期には利用できない。
