大型商用車向けeアクスルのソリューション、ZFとマグナの「e-Beam」…人とくるまのテクノロジー展2023

ZFのe-Beam
ZFのe-Beam全 8 枚

今のところ電動化が進んでいるのは主として乗用車や商用車でも小型のモデルが中心である。だが、大型トラックも電動化が必要だ。

北米はいわゆるピックアップトラックが市場で大きな地位を占める。それらのモデルはほぼ例外なく独立したシャシーにリア駆動、リア固定軸というレイアウトを採っている。そんなリアに固定軸を持ち、かつ大きな牽引力や高負荷の駆動力を必要とするモデル向けのeアクスルが、「e-Beam」と呼ばれる固定軸用のeアクスルである。

今回のイベントで見つけたのはZF及びマグナが展示していたe-Beam。どちらも大出力に対応し、ZFは最大350kw、マグナの方は2種展示されており大きな方は最大375kwに対応する。トルクも高く、ターゲットトルクはマグナの大型e-Beamでは1万5000Nmに対応することが狙いだそうだ。


《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

+ 続きを読む

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る