キャデラック『CT6』新型、中国で発表…2.0リットルターボ搭載の大型セダン

改良された後輪駆動プラットフォームがベース

ダッシュボードに大型の曲面スクリーン

車線変更を自動で行う「スーパークルーズ」

キャデラック CT6 新型(中国仕様)
キャデラック CT6 新型(中国仕様)全 10 枚

キャデラックは5月28日、大型セダンの『CT6』(Cadillac CT6)の新型を中国で発表した。

写真:キャデラック CT6 新型

◆改良された後輪駆動プラットフォームがベース

CT6は、キャデラックのフラッグシップサルーンだ。かつて、日本市場にも導入されていた。新型は、中国市場で成長する大型高級セダンセグメントにおいて、キャデラックの地位をさらに強化することを目指している。

新型CT6は、改良された後輪駆動プラットフォームをベースにする。これまで以上にスタイリッシュで洗練された大胆なデザイン、と自負する。ボディサイズは全長5223mm、全幅1890mm、全高1473mm。ホイールベースはセグメントトップの3109mmとした。

新デザインのグリルは、キャデラックの伝統的なシェブロンを現代的に解釈したものだ。ダイナミックなパラメトリックパターンが埋め込まれている。縦長のヘッドランプとテールランプには、スリムラインLED技術を組み込んだ。ウインカーは、作動時に外側に放射状に広がり、スワイプするようなジェスチャーを見せる。リアには、フルワイドのハイマウントストップランプを装備した。

◆ダッシュボードに大型の曲面スクリーン

新型CT6のインテリアは、広々とした空間と心地よいエレガンス、がテーマだ。大型の曲面スクリーンを中心に、最新世代のキャデラックのユーザーインターフェイスを追求した。セミアニリンナッパレザー、アクセントステッチ、独特のキルティングパターン、パーフォレーションなどに、キャデラックのディテールや優れたクラフトマンシップへのこだわりを表現しているという。

タンブールドアは、精密に設計された。ダッシュボードには、オープンポアのダークアッシュウッドクラスターパネルが装着された。インテリアデザインに深みを与えるローレット加工のテクスチャーと、温かみのあるメタリックアクセントを随所に配置している。

ステンレススチールの上にブラッシュドダークティント仕上げを施したAKGスピーカー、明るいクロームアクセントも特長になる。シートとドアインサートには、キャデラック独自のV字型のキルティングが施されている。アンビエントライトは26色だ。

新型CT6のインテリアカラーには、ジェットブラックやウィスパーベージュを用意する。キャデラックのプレミアムインテリアデザインの新たなシグネチャーとして、ルネッサンスレッドを初めて採用している。

◆車線変更を自動で行う「スーパークルーズ」

新型CT6には、最新の先進運転支援システム「スーパークルーズ」を搭載する、高速道路などの自動車専用道路において、車線変更を自動的に行える。これにより、リラックスしたドライビングエクスペリエンスを実現したという。

ハンズオンレーンセンタリングアシストと自動駐車アシストも用意された。先進運転支援システムの強化によって、インテリジェントなドライビング体験を次のレベルへと導くという。

後輪駆動プラットフォームと50対50の前後重量配分により、新型CT6は、キャデラックらしいドライビングダイナミクスを追求した。エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボで、セグメント唯一の10速ATを組み合わせる。「マグネティック・ライド・コントロール(MRC )4.0」サスペンションも採用されている。

《森脇稔》

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