完売のベントレー、18台限りの『バトゥール』に特別なカスタマイズプログラム導入

カーボンに代わる持続可能な天然素材「スーパーファイバー」

ベントレーの新しいデザイン言語を初めて採用

持続可能なインテリア素材を豊富に用意

W12気筒エンジンは最大出力740ps

ベントレー・バトゥール
ベントレー・バトゥール全 10 枚

ベントレーは5月30日、大型2ドアクーぺ『バトゥール』(Bentley Batur)に、特別なカスタマイズプログラムを導入した、と発表した。世界限定18台はすでに完売している。

写真:ベントレー・バトゥール

◆カーボンに代わる持続可能な天然素材「スーパーファイバー」

バトゥールは世界限定18台を生産する予定だ。18台のうち、現在16台の仕様を決めている段階という。

バトゥールには、新しいカスタム仕上げが豊富に用意されている。そのひとつが、カーボンファイバーに代わる持続可能な天然素材「スーパーファイバー」だ。スーパーファイバーは、亜麻から作られた複合素材で、軽量高剛性のため、エクステリアのボディキットから室内まで、バトゥール全体に幅広く使用されている。

また、アディティブ・マニュファクチャリングで作られた18Kイエローゴールド、航空宇宙をイメージしたチタン、コーヒーの焙煎工程で発生する副産物から作られた持続可能なレザー調テキスタイル、リサイクル糸を使ったカーペットなども選択できる。

ベントレー・バトゥールベントレー・バトゥール

◆ベントレーの新しいデザイン言語を初めて採用

バトゥールは、ベントレーのビスポーク(オーダーメイド)部門の「マリナー」の最新作だ。バトゥールは、マリナーの専用モデル『バカラル』の後継車として、18台が限定生産されるが、すでに完売している。

また、バトゥールには、ベントレーの新しいデザイン言語を初めて採用する。このデザイン言語は、ベントレーの将来のEVにも導入される予定だ。

ベントレーを象徴するフロントグリルは、今まで以上にそそり立ったデザインとした。一段と低く配置することによって、きりりとした顔立ちと堂々とした存在感を際立たせているという。スリムなヘッドライトは、現行ベントレー車とは異なる新デザインだ。展開可能なスポイラーの両側に配置されたテールライトには、ヘッドライトのデザインが反映されている。

ベントレー・バトゥールベントレー・バトゥール

◆持続可能なインテリア素材を豊富に用意

2シーターのバトゥールのインテリアは、究極のパーソナライゼーションと長距離グランドツーリングを実現するための空間、と自負する。インスピレーションの源は、バカラルにあるという。バカラルのキャビンデザインから主な要素を踏襲しつつ、持続可能でラグジュアリーなアイテムを追加している。持続可能なインテリア素材も、豊富に用意されている。

例えば、スコットランド産の低炭素レザーは、イギリス国外から調達するより、短い移動距離で調達することが可能。持続可能なイタリア産なめし革は、5色から選べる。スエード調の「ダイナミカ」は、本革に代わる持続可能な素材だ。ウッドパネルもバラエティに富んでおり、どのウッドパネルを選択しても、助手席側のパネルにはW12エンジンのサウンドをイメージした独特のエッチングが施される。エッチングのオーダーメイドも可能だ。

カーペットにも持続可能な素材を使用した。リサイクル糸を使用したカーペットは、ベントレー初採用。インテリアのブライトウェアは、ブライト仕上げまたはダーク仕上げを選択でき、チタンのオプションも用意した。換気のためのオルガンストップなど、特定のコントロール類を18金の3Dプリンター造形品にすることもできる。

◆W12気筒エンジンは最大出力740ps

バトゥールは、ベントレー史上、最強のパワートレインを搭載する。直噴6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンは、新設計の吸気システム、アップグレードされたターボチャージャー、新設計のインタークーラー、キャリブレーションの見直しによって、最大出力740ps、最大トルク102kgmを獲得している。

ベントレーが電動化へと移行する中で、W12エンジンの終焉が近づいている。W12の引退を前に、そのパフォーマンスは最高レベルに引き上げられた、と自負する。バトゥールは、W12エンジンの花道を飾る車両として、相応しいという。

バトゥールのW12エンジンには、8速ダブルクラッチトランスミッションを組み合わせた。スポーツエキゾーストがパフォーマンスに応じたサウンドを奏でる。エキゾーストシステム全体はチタン製。フィニッシャーは、ベントレー初となるチタンの3Dプリンター造形品としている。

《森脇稔》

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