南海の自動運転試験は8月頃から…ATSと高機能ATOの組合せで係員付き運転を目指す

自動運転の走行試験が開始される南海和歌山港線。
自動運転の走行試験が開始される南海和歌山港線。全 5 枚

南海電気鉄道(南海)は6月13日、和歌山港線・和歌山市~和歌山港間での自動運転試験を8月頃から実施すると発表した。

同社の自動運転は緊急停止などを行なう係員が運転台に乗務する「GoA2.5」と呼ばれるレベルを目指しており、2022年7月から横浜市鶴見区に本社を置く電気機器メーカーの京三製作所(京三)と共同で試験に向けた準備を進めてきた。

試験は8300系2両編成で行なわれ、南海の自動列車停止装置(ATS-PN)に京三と共同開発した高機能型の自動列車運転装置(ATO)を組み合わせ、安全性や運転士が乗務した時と同じ目標速度での加減速、停止精度などが試される。

南海では試験結果を踏まえて、有識者による「GoA2.5自動運転検討委員会」で安全性評価を得た後に、高師浜(たかしのはま)線(羽衣~高師浜)や和歌山港線への自動運転導入へ向けた検討を行なうとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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