アルマイト加工をDIYで!? プロ級の仕上がりを実現するキット…オートサービスショー2023

アルマイト加工をDIYで!? プロ級の仕上がりを実現するキット…オートサービスショー2023
アルマイト加工をDIYで!? プロ級の仕上がりを実現するキット…オートサービスショー2023全 7 枚

車検整備から測定機器、塗装、工具類などのクルマ関連のパーツメーカーが出展する第37回オートサービスショーが6月15~17日に東京ビッグサイトで開催された。会場を取材していて目に付いた「DIYでアルマイト処理」ができるキットの詳細について取材してきた。

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アルマイト加工をDIYで!? プロ級の仕上がりを実現するキット…オートサービスショー2023アルマイト加工をDIYで!? プロ級の仕上がりを実現するキット…オートサービスショー2023

塗装ブースやサンドブラスト、洗浄機などのプロユースの機器を展示していたカーベック。その中で注目したのがDIYアルマイトkit「Dr.アルマイトJr.」で、その名の通りDIYでアルミアルマイト処理ができるという非常に面白そうなキットなのだ。クルマのパーツなどをDIYで加工しているユーザーは多いだろうが、アルマイト処理はプロのワザであり、DIYでは手が出せない分野と思っていたユーザーも多いのではないだろうか? しかしこのキットを使えば簡単にDIYでアルミパーツをアルマイト処理できるというのだ。

アルマイト処理とは溶液の中にアルミパーツを浸けて電解処理を加えることで極小の穴とアルマイト皮膜を形成、その穴に染料を染みこませた上で封孔作業を行う行程のことを指す。要するに電気的にアルミの表面を処理して、染料を埋め込んで仕上げるという作業。塗装とは異なりアルマイト皮膜が形成されるので耐腐食性も高くなり、強度も上がるため耐摩耗性能もアップするという処理だ。塗装では出せない独特な風合いもアルマイト処理の魅力だろう。

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そんな複雑に見える行程をまとめてキット化したのが「Dr.アルマイトJr.」だ。電解液、封孔剤、などの液剤はもちろん、電解処理に必要な電極や配線さらには10色の染料などが含まれたキット。ひとつひとつを素人が用意するにはかなり難しい液剤&パーツなので、キット化されているのはありがたい(キット以外にはステンレスのナベとコンロを用意するだけで作業が可能)。これで価格が2万6400円(アルマイト染料1色付きのキットは1万9800円)なのだからDIYユーザーが手軽にアルマイト処理をはじめるには絶好のキットと言えるだろう。

アルマイト処理のカギになる電解処理に使う電源は12Vなのでクルマのバッテリーを利用できるのもポイント。電解処理には約30分を要するが、きっちりとしたアルマイト皮膜を作ることで耐久性も高くなる。サイズ的にはだいたい握り拳大程度までなら処理が可能。クルマやバイクの小パーツであればほとんどが守備範囲だろう。またキットの液剤などは繰り返し使えるので最低でも10回程度の処理は可能だという。また10色の染料は混ぜて使うこともできるのでオリジナルカラーを調合しても良いだろう。さらに同社のキットは染料や液剤など、各パーツの補修部品も用意されているので継続して使うことも可能。クルマやバイクの各パーツをどんどん好みのアルマイト処理で飾っていくことも可能だ。

これまではプロにオーダーする以外に手は無いと思われていたアルマイト処理だが、必要な道具がセットされたこのDIYキットがあれば、誰でもアルマイト処理が可能になる。DIYでオリジナルのカスタムを実施するには願ってもないキットとなった。

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そんなカーベックブースにはもうひとつの注目アイテムがあった。こちらは結晶塗装と呼ばれる特殊な塗料だ。“ちぢみ塗装”とも呼ばれ、塗装表面が独特な結晶模様(ちぢみ模様)を形成する塗料だ。旧車のシリンダーヘッドなどに用いられているのを見たことがあるユーザーもいるのでは? この塗料はスプレー缶で用意されているので塗装はいたって簡単だ、ただし塗装後に焼き付け乾燥(120度)を20分~1時間程度行う必要があるのがハードル。しかしDIYユーザーの中にはバーベキューグリルの上に覆いを作って簡易的な焼き付け乾燥機を作るなど、独自の工夫で焼き付け乾燥を実施しているケースもあるとか。こちらも工夫次第でDIY可能なのでチャレンジしてみよう。

オリジナリティ溢れるカスタム処理を加えるならば、アルマイト処理や結晶塗装を施すのはかなりのアドバンテージになりそうだ。自分だけのワンポイントを作るこだわりのDIYを実施してみよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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