ローゼンバウアーの電動消防車『RT』を参考出品…東京国際消防防災展2023

ローゼンバウアーRT(東京国際消防防災展2023)
ローゼンバウアーRT(東京国際消防防災展2023)全 32 枚

日本最大級の消防・防災に関する展示会「東京国際消防防災展2023」が6月15~18日の4日間、東京臨海都心の東京ビッグサイトで開催された。帝国繊維テイセン)はオーストリアに本拠を持つローゼンバウアーの電動消防車『RT』を参考出品した。

ローゼンバウアーは世界的な消防車・消防機器メーカーだ。同じく消防車・消防機器メーカーのテイセンは、ローゼンバウアーの空港用化学消防車などを日本で販売している。

●ローゼンバウアーのBEV消防車

ローゼンバウアーRTは自治体向け消防車に分類される。車名のRTは「Revolutionary Technology」=革新的な技術を意味する、バッテリー式電動消防車だ(BEV)。消防車両の電動化は世界でもトレンドになっていることがわかる。

バッテリーユニットは650Vの高圧タイプで、容量66kWh。これを2基搭載し、電気モーターを2基駆動する。モーターの出力は1基あたり最大出力180kW、連続定格出力130kWだ。バックアップとして225kWのディーゼルエンジンも搭載するので、厳密にはPHEVだ。走行シャシーは4×4。

●テイセンの次世代型救助工作車

テイセンは自社製のポンプ付救助工作車『HB』も出品した。展示された車両は、バス型救助工作車のHBに電動油圧救助器具をはじめとした資材・機材を搭載した。ウインチはロッツラー製、照明装置はローゼンバウアー製を装備し、消火装置としてローゼンバウアー製ポンプと、1200L水槽を搭載する。ベースシャシーは日野『レンジャー』。多機能な次世代型救助工作車だ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る